第一部 PHANTOM BLAZE
CHAPTER#12
VERMILION&PLATINUM DANCE
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民永遠の繁栄』で
在るために「多少の犠牲はやむ負えない」「痛み無き改革などない」
という「行動理念」が主人公側(徐倫、ジョニィ等)と「対立」
してしまうだけなのであり、人それぞれ考えや価値観は違いますから、
神父や大統領の方が好きという人もいて
それはソレで成立してしまうのです。
(ピンチの時の4番バッター、
「敬遠」するか? 正々堂々「勝負」するか? と同じコトです)
故に「人の生命を大事にしない者」に『使命』という言葉を使う「資格」は無い、
というよりソレは『使命』では無い、『エゴ(身勝手な自己満足)』だという方が
正確でしょう。
誰も助けてない、救おうとしていない、そもそも「助けたり救う気がない」
正にどこかの宗教団体と同じコトで「人類救済」を謳いながら
「毒ガス」を撒く、その『使命』が「人間を大事にしていない」から
起こる最悪の結末です。
おそらく「人間助けるために戦うのはベタだから、
世界の存在のバランスを守る使命を持つキャラしよう」と
安易に考えたのでしょうが、
その『使命』の「意味」が解ってないからこの体たらくです。
“人を大事にしない『使命』など存在し得ないのです”
軍人、医者、政治家、警察官、学者、弁護士、料理人、
更には飛行機のパイロットや船のキャプテン、
あらゆる業種スベテがそうです。
だから『本当の使命』を描写するため今回の展開に成りました。
原作のシャナじゃ花京院を助けません。
世界のバランスに関係ないし、人を大事にしてないからです(ましてや「敵」を)
しかしそんなモンで崩れるバランスなど崩れてしまえと想いますし、
そんなヤツに守ってなど欲しくないというのが本音の処です。
「私は私で勝手にやるわ。他の事なんかしらない」とドヤ顔でいうのは
一見カッコつけてるように見えますが
実は『責任』というコトから逃げているだけの非常にカッコ悪い言葉です。
ソレを『使命』という言葉で誤魔化しているのですから
そりゃ○ウムと同じと言われても何も弁解出来ません。
ワタシが作中で「使命」「フレイムヘイズ」とあまりシャナに言わせないのは
「尊師」「オ○ム」と同レベルの低次元な言葉を言わせたくないからであり、
彼女を原作の“呪い”から解き放ち『空条 シャナ』として再構成する
ストーリーだからと言えるのかもしれません。
・・・・多分大丈夫でしょう、吉良 吉影ですら8部では
結構良いヤツになってたのですから、
今の彼女は土の中で眠ってる「定助」みたいなモノですネ。
長くなりましたがソレでは。ノシ
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