第83話
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、ロイドとレオニダスは納得した様子で呟き、ゼノはヨアヒムを警戒しながら呟いた。
「フフ、さすがは捜査官。いい所に気付くじゃないか。―――ちなみにこの杖は例の錬金術師たちが造り上げた魔導具の最高傑作の一つさ。古代遺物すら凌駕する力を秘めていてね……」
一方ロイドの推理に感心したヨアヒムは自慢げに自身が持つ魔導杖について語り
「こんなものまで使役できるくらいさ………!」
自身の左右に翼を生やした魔導兵器を召喚した!
「くっ……!」
「これって……!」
「錬金術を駆使して造られた中世の人形兵器か……!」
「みんな、気を付けて!あの人形兵器は間違いなく今まで戦ってきた”結社”のほとんどの人形兵器より格上よ……!」
「ハッ、決戦やねんから、そのくらいのものは出してもらわんと張り合いがないで……!」
「うふふ、ユウナの”パテル=マテル”と比べれば大した事はないわ……!」
ヨアヒムが召喚した魔導兵器達の登場にロイドは唇を噛みしめ、エステルとヨシュアは表情を引き締め、ルフィナは仲間達に警告し、ゼノとレンは不敵な笑みを浮かべていた。
「さて、そろそろ幕切れとさせてもらうよ。多分、今日という日は記念すべき一日になるだろう………キーア様が”神”となって我等が悲願が達せられる日にね!」
そしてヨアヒムは戦闘の構えをした後高々と叫び
「痴れ言を……!」
「あなたなんかに………絶対に負けない……!」
「戦闘開始――――敵の制圧を開始する……!」
ヨアヒムの叫びにロイドとティオ、レオニダスは叫んだ後仲間達と共に”D∴G教団”幹部司祭、ヨハヒム・ギュンター達との決戦を開始した!”グノーシス”を自身に投与し続け、魔導の使い手としても優秀なヨアヒムと古代の人形兵器達は手強かったが今まで協力して大きな障害を乗り越えてきたロイド達やエステル達、そして”大陸最強の猟兵団”と恐れられている猟兵団の中でも連隊長を務めているゼノとレオニダスの強さの前では敵わず、人形兵器達は破壊され、ヨアヒム自身は戦闘不能になり、地面に膝をついた!
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