プロローグ1
[3/3]
[9]前 最初 [1]後書き
なのははそう言ったけど。それは違う。多分…なのはのお父さんとお母さんもそれは望んでない。
だから俺は言う。ハッキリと。他の誰でもない…ただ…なのはの為に
「違うよ。それは絶対違う
僕のお父さんは言ったんだ…
『子供は良い子である事も必要かもしれない。けどな我が儘を言えるのは…
子供の時だけなんだ。だから俺は良い子でいろとは言わない。むしろ悪い子でいても良い
子供が悪い事をしたら俺達が親がしっかり怒って。その間違いを正す。
だから悪い子でいても良いんだ。俺達親はしっかりとお前達子供を見守ってるからな』
ってさ…だからなのはもさ…すこしだけ悪い子になってみようよ、お母さんたちにわがままを言ってみようよ」
「いいのかな…?…わたし…すこしだけ…悪い子になっても…いい…のかな…?」
なのはは俺の言葉を聞きそう聞いてきた
「うん。良いとおもうよ。すくなくとも僕はそう思う
あ…そうだ。」
「?」
俺はあの時思い出したように
服のポケットから白いバイクと赤いサイドカー付きのミニカーのようなモノをなのはに渡す
「これは…?」
「お父さんから貰ったんだ。なのはにあげる。お守りだね!」
「うん…うん!ありがとう!しんじ君!」
なのはは今まで以上の笑顔を魅せてくれた。
これは5年前の出来事だ。実は今みたいに時々夢に見るんだ。
それだけ俺にとって思い入れのある思い出なんだろう。
あれから…俺の周りは変わった。俺が6歳まで住んでいた地球とは別の場所に両親の事情で引っ越して…
新しい友達で…相棒とも言える奴ができた。それから…両親が死んで…
自分は父さんと母さんが働いていた管理局でお世話になっている。
父さんと母さん居た陸の部隊だ。
そして…これは予感だ。俺は…大きな事件に巻き込まれる。そんな予感だ。
「ん…懐かしい夢を見たな…」
〔おはようシンジ!よく眠れたかい?〕
「あぁ、よく眠れたよベルトさん」
この喋るベルトはそのままベルトさん。って俺は呼んでいる。
正式名称はクリム・スタインベルトらしい。渋い声でまるで人のように喋る
更に言えばデバイス(管理局の局員達が持つ地球の警察で言えば手錠や警棒のようなモノなのだが…)
では珍しい日本語で喋るタイプだ
〔それは良かった。おっとそういえばレジアス君に呼ばれていたね。
シンジ準備をしたまえ〕
「OK、ベルトさん…ふぁあ…寝起きは辛いな…
さて行くとするか…!」
これは加速する紅の戦士と白い魔導士達の物語である
Start your Engine!
[9]前 最初 [1]後書き
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ