暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜隻腕の大剣使い〜
第60話甘くてほろ苦い
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、《レクト》本社も大ダメージを受けた。それで《レクト》のCEOをやっていた明日奈さんの親父さんはCEOを辞任した。でも和人の計らいからか、ALOの運営会社が新しくなり、なんとかALOの復活は出来た。
未来も回復し次第、ALOをプレイするそうだ。SAOであんな目に遭ったのに、それにALOであんな恐ろしい目に遭ったのに、我が妹ながら酔狂なモンだなーーーオレも他人の事言えねぇか。一番の理由はみんながいるからーーー弾がいるからだろうな。

「種族は何にするって言ってた?」

「プーカだってさ。あいつ歌うの好きだから」

「確かに未来ちゃん歌上手だもんね〜・・・」

最初はインプにしようか迷ってたけど、みんなで説得してなんとかプーカになってもらう事は出来そうだ。何故頑なにインプになる事を阻止しようとしたかと言うと、インプの容姿が原因だろう。インプの羽はコウモリに似ていて、女性プレイヤーの装備は腰を露出したーーーハイレグ水着の上に鎧を着たような装備だからだ。まあそれくらいだったらオレは別に良いと思っていた。かんなの余計なコメントがなければなーーー

『未来がインプになると・・・ちょっとムチムチしてるから淫魔(サキュバス)に見えそうやな〜♪』

ーーーそれだけは兄として絶対に阻止しなければならない。

「あ!そういえば竜くん、何でインプに転生しちゃったの!?」

「幻惑魔法の反動がデカイだろ?最悪誰かに噛みつくぞ。まあ前から興味はあったし」

実はALOの運営会社が変わって、アップデート5.0で実装予定だった転生システムを実装したからそれを利用した。幻惑魔法が使えなくなるけど、インプならではの暗視能力と屋内での短時間の飛行が出来るようになった。影から闇になって、自分でもどんどん暗い領域に足を踏み入れてるような気がしなくもないけどーーー楽しめればそれでいい。




******




買い物も全部終わって、オレは相当な量の買い物袋を持っている。まあオレが持つって言った訳だけどーーー

「そんなに持ってもらっちゃってごめんね?竜くん肉体的にはかなりキツいはずなのに・・・」

「全然平気だよ、良いリハビリになるし。そもそもオレ、今とんでもない怪力だぜ?」

確かに二年間のフルダイブですごく衰弱してたし、ALO事件の後に入院してたけどもうそこまで痛くないし、ドーピングの影響でこの荷物も全然重くないからな。SAOでずっと重い剣を振り回してたから、それと比べてるのかもしれないけど。
そういえば龍星の発明で左腕に信号素子のマイクロウェーブを当てて、ドーピングの効果を消せるとか言ってたな。もっと早くそうしてくれれば良かったのに。お陰で寝返り打って壁破壊した事もあったぜーーーまあその壁の向こうは父さんのフィギュア
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ