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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(零篇)
第120話
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2人はそれぞれ自分にドーム型の簡易結界を展開して防御し

「…………………」

「「フッ!」」

続けて敵が放ったクラフト―――獄槍スンラスーアもそれぞれ後ろに跳躍して回避し

「「……………………」」

二人同時に魔術の詠唱を開始した。

「………………」

一方敵もその場で何かの力を溜め込み

「―――――――――――!!」

力を溜め込んだ敵は空へと舞い上がり、巨大な戦斧を投擲した!するとその時!

「「フェミリンスの名の元に星の力を今此処に!原罪の覚醒!!」」

魔術の詠唱を終えたフェミリンスとエクリアが同時に超越した純粋のエネルギーの大爆発を起こす魔術を放ち

「―――――――――――――――!!??」

爆発に呑みこまれた敵は断末魔を上げながら塵も残さず消滅し、さらに敵が投擲した戦斧も爆発に呑みこまれて消滅した!

「みんな、一気に行くぞっ!!」

エリィ達と共にヨアヒムに向かって行ったロイドはクラフト――――鼓舞で仲間達の闘志を高め

「風よ!我等に祝福を!加速・広範囲!!」

レンは魔術で自分達の身体能力を上昇させ

「うおおおおっ!!」

「行くわよ………シュート!!」

ランディとエリィはそれぞれ怒涛の銃撃をヨアヒムに放った!

「クク、無駄な事を………」

しかしヨアヒムは教団に伝わりし自らの姿を消す魔術――――ダークミラージュで自分の姿を消すと共に2人の攻撃を回避した!

「なっ!?」

「チッ、どこにいやがる………!?」

姿を消したヨアヒムを見たロイドは驚き、ランディは舌打ちをした後周囲を警戒し

「……………………」

レンはオーブメントを駆動させた後真剣な表情で黙って周囲を見回し

「そこよっ!!」

突如ロイドに向かった!するとヨアヒムはロイドの背後にいきなり現れ、魔導杖から刃を出して放つクラフト―――ダークザンバーで攻撃して来たが、レンの大鎌によって受け止められた!

「ハハハハハハハッ!素晴らしい!君は”真なる叡智(グノーシス)”を最大限に使いこなしているじゃないか!クク、後で君の事はたっぷりと調べさせてもらうよ!」

攻撃を受け止められたヨアヒムは醜悪な笑みを浮かべて叫び

「クスクス。どうやら命が惜しくないよう………ねっ!!」

ヨアヒムの叫びを聞いたレンは口元に笑みを浮かべた後駆動を終えたオーブメントでアーツ――――ラストディザスターを至近距離で発動した!

「なっ………ガアアアアアアアアア―――――――ッ!?」

高火力のアーツを至近距離で受けたヨアヒムは悲鳴を上げた!

「ヤァァァァァァ………!!」

そしてレンはクラフト―――ブラッドサークルでヨアヒムの腹の部分を
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