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8階にて
サトシ(案外バレないもんだな)
帽子を深く被りつつも、堂々と歩いている
サトシは特に怪しまれる事も無く、
シルフの社員はただ
サトシの横を通り過ぎていった。
サトシ(えーっと、この角を右に行って、、)
サトシが内部マップを確認すると、、、
ドンッ
サトシ:「いてっ、、あっすみませんっ、」
内部マップを見ながら歩いたサトシは
前から歩いてくる他の警備員とぶつかった。
警備員A:「君、気をつけたまえっ」
サトシ:「すみませんっ、何せ新人なもので、、」
サトシ(やべっ、人と接触しちまった。)
警備員A:「君、新人なのかい?」
サトシ:「はいっ、、、今日が初勤務で、
建物の内部が分からないものでして、、、」
警備員A:「そうか、、、まぁ頑張れよ」
サトシ:「はいっ!」
スタスタスタ
サトシ(ふぅっ、、何とか誤魔化せたぜ)
警備員A:「、、、きみ!」
サトシ(!)
サトシ:「はいっ!」
警備員A:「、、、新人の割には随分と
警備服を使い古してるじゃないか、、」
サトシ:「あー、、これは、以前
ここで勤めていた方から譲り受けたんです!」
警備員A:「ほう、、、以前ねぇ、、
名前は何という人だい?」
サトシ:「名前はですね〜」
サトシ(この警備のおっさん、
何で今絡んでくるんだよ!)
警備員A:「その前に、君の名前は?
、、、帽子を上げたまえ」
サトシは急にピンチに陥った。
サトシ(くっ、、仕方ねぇっ!)
サトシ:「トオルと申します。私、
人と顔を合わすのが苦手で
なるべく人と合わない夜間勤務などを
希望してこちらへ来ましたっ。」
警備員A:「そうか、、、初勤務が
夜勤じゃなくて残念だったな、、、
でも、不審な奴を見かけたら
相手と顔を合わせろよ?」
サトシ:「ははっ、、頑張ります!」
サトシは上手く言葉で回避し、
そのまま一直線にモニター室へ向かった。
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