Another story 素直な気持ちをこれからも
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やるから」
「なによその上から目線は」
しょうがないと思いつつ、大地の隣に座って問題を確認する
「----で、ここはこうなの。わかった?」
「へぇ〜....さすが真姫。尊敬するぜ」
私の解説で納得してくれたのならよかった
人に教えるなんてあまり得意なほうじゃないから
「まったく....それでも模試で上位に入る人なのかしら?」
「上位だからってなんでも解けるわけじゃないっての。特に俺は化学苦手だからよ....他のより時間かかるんだ」
「そんなふうには見えないわ」
「ん〜......よし、んじゃあここは家に帰って復習するかな」
うんと背伸びをしてから荷物を片付ける大地をみて、急に不安になった
「待って....」
気がつけば彼の裾を掴んでいた
「あ?なに?」
きょとんとした顔つきで私を見る
自分でも何故大地に声をかけたのかわからなかった
「........」
「あの........真姫?」
「.......」
「俺もう帰りたいんだけど.....練習も休みだし」
もう少し一緒にいたいと思っている自分に疑問を感じた
「え...あの...ね」
次の言葉が出てこない。
素直になれないのはいつものこと。でも....
今日くらい.....素直でいたい
「私に勉強教えて.....///」
「......」
スカートの裾をぎゅっとつかんで俯きながら大地にお願いする
「いいよ、俺でよかったらさ」
大地は嬉しそうに承諾してくれた
とたん、ぽわっと胸の奥が暖かくなる
「....おい?大丈夫か?」
なんだか暑くなってきた......まさか...
ちょっと待ってよ!私が!?コイツに!?
「おーい......」
普通に考えてありえないでしょ
変態で変態で変態でみんなにいっつも迷惑かけて.......
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