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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十一話 ファーストアラート 1
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より落ち着きを見せてはいるが、ティアナも嬉しそうにしている。

「エリオとキャロはどうなんだ?」

ふと頭に浮かんだ疑問を口にするアスカ。

「ボクとキャロは、リミッターの解除をしてもらってます。これから実力に合わせて、何段階かのリミッター解除をしていくそうです」

エリオの説明に、なるほどと頷くアスカ。

「もちろん、アスカのデバイスも用意しているわよ」

シャーリーが上機嫌に、ニコニコ笑いながらアスカを招く。

「ふーん。あ、これ直しておいてくれないか?」

気のない返事をして、アスカは手にしていたストレージデバイスをシャーリーに渡す。

「え?まだ使うつもりなの?」

受け取ったシャーリーが呆れるように言う。

「違うよ。修理したら、099部隊に送ってやろうと思ってさ。デバイス不足なんだよ、あそこは」

それを聞いて、、シャーリーはなるほどね、とポンと手を叩いた。

「じゃあ、これは預かっておくわ。ついでにカードリッジシステムでも付けておこうかしら♪」

シャーリーは、とりあえず壊れたデバイスを机の上に置いた。

「んで、オレのデバイスはどれだ?」

キョロキョロと辺りを見回すアスカ。だが、それらしき物が見あたらない。

「ああ、そこにあるでしょ、待機状態になってるから」

シャーリーがメンテナンスポッドの中に浮かぶ待機状態のデバイスを指さす。

そこには、薄い板をUの字に曲げたような装飾品らしき物が浮かんでいた。

「へー、これかあ」

アスカがそれの正面に立つ。

《よろしくお願いします、マスターアスカ》

アスカに反応したデバイスが挨拶をする。

「……え?これって……え?しゃべ……え?インテリ?」

突然しゃべったデバイスを見て驚くアスカ。

目をパチクリさせて、何度もシャーリーとデバイスを見る。

「え?だって簡易って言って……え?」

まだ理解できないのか、呆然としてしまっている。

「アスカのも当然インテリジェンスデバイスよ。スバルとティアナもインテリジェンスデバイスなのに、アスカだけ簡易デバイスの筈ないで……ムギュッ!!」

いきなりアスカに抱きつかれるシャーリー。

「でかした!シャーリー!」

アスカはシャーリーを抱きしめたまま、クルクルと、いや、ギュンギュンと高速回転する。

ワシャワシャとシャーリーの頭を撫でながら、更にスピードを上げる。

「あ、アスカさんの喜びの舞いだ」

自分もそれをやられた事のあるエリオがポツリと呟いた。

もっとも、その時よりも回転数がハンパなく多くなっていたが……

「よくやった!シャーリー!!」

スバルとティアナに止められるまで、アスカはシャーリー
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