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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十一話 ファーストアラート 1
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ッ!」

大急ぎでスバルがローラーブーツを脱ぐ。

「あっちゃー、しまったぁ。無茶させちゃった」

困り顔でスバルがローラーブーツを抱える。

「オーバーヒートかな?後でメンテナンススタッフに見てもらおう」

そう言えば、とティアナに目を向ける なのは。

「ティアナのアンカーガンも、結構厳しい?」

「はい、騙し騙しです」

模擬戦中にジャムを起こしたアンカーガンを見るティアナ。

「アスカ君のデバイスも、クリスタルが割れちゃったしね」

「元々お古のデバイスですから。メンテはこまめにやっていつもりだったんですけどね」

アスカはクリスタルの無くなったデバイスを見た。

十年型落ちのデバイスが、今や立派なガラクタになってしまった。

「うーん。みんな訓練にも慣れてきたし、そろそろ実戦用の新デバイスに切り替えかな?」

新デバイス。その言葉に全員がピクンと反応する。

「新デバイス?」

ティアナがふと口にする。

(そう言えば、シャーリーが簡易デバイスを組むって言ってたっけ)

最後の模擬戦前にラボに戻ったシャーリーの事を思い出すアスカ。

(すっかり忘れてたなあ……)

そんな事をシャーリーが知ったら、きっとズッコケただろう。





アスカside

オレは一人、医務室へと向かっていた。

他のメンバーは一足先に寮に戻り、シャワーを浴びてからラボに向かうはずだ。

「失礼します。シャマル先生、居ますか?」

「あら、アスカ君。怪我したのね?」

顔を見るなり、シャマル先生はオレをイスに座らせた。

「ガラスで切ったのかな?」

シャマル先生が傷に触れないように、注意深く観察する……つーか、顔が近いんですけど

「え、ええ、まあ……デバイスのクリスタルが割れまして」

シャマル先生の顔が近づき、ドキリとしてしまう。

シャマル先生ってカワイイ系なんだけど、仕事の時の真剣な顔はすげぇ美人さんなんだよなあ、これが一粒で二度おいしいって事か?

なんて考えてたら、よく傷を見る為か先生が更に顔を近づけてきた。

あぁ……シャマル先生、いい匂いが………ってイカンイカン!

思わずウットリとしてしまいそうになる自分に渇を入れるオレ。

でもね、あのですね、16歳の青少年には少々刺激が強いですよ?

色々と、のっぴきならない事になっちゃうじゃないですか。

「他に痛いところとかある?」

「いえ、特には」

そう答えるのが精一杯のオレ。

情けなくて結構!先生をどうにかする程度胸なんかないもんね!

まあ、正直な話、オレよりシャマル先生の方が全然強いんですけどね。

「そう。じゃあ、治しちゃお
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