暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十一話 ファーストアラート 1
[6/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
スカとスバルが叫ぶ。
「外した?」
状況を見極めんとするティアナ。その時であった。
《Mission complete》
レイジングハートの報告する声が全員に聞こえた。
「お見事。ミッションコンプリート」
なのはが模擬戦の終了を告げた。
「本当ですか!?」
ビルの外壁にぶら下がっていたエリオが信じられないといった表情でなのはを見る。
「ホラ、ちゃんとバリアを抜いてジャケットまで通ったよ」
なのはがバリアジャケットの左胸にできたかすり傷を指さす。
「あ!」「ああ!」
エリオとキャロが嬉しそうに笑う。
(つーか、あの突撃でジャケットにかすり傷程度か?オレ、自信無くしそー)
なのはの防御力を目の当たりにして、若干アスカはヘコんだ。
「じゃあ今朝はここまで。一旦集合しよう」
フォワードの成果を見れたからか、なのはは笑顔で全員を集めた。
「さて、みんなもチーム戦にだいぶ慣れてきたね……って、アスカ君!怪我をしたの?」
なのはがアスカを見て慌てたように言った。
「え?」
アスカは自分の手足を見回したが、特に傷も痛みも無い。
「アスカさん、右のホッペから血が出てますよ!」
キャロも驚いてトントンと右頬を指す。
アスカは右頬に触れてみる。
ヌチャリと、指先に血がこびりつく。
「さっきのクリスタルの破片だな。大した事ないよ」
痛みもなく、血も流れてなかったので、アスカは心配すんなと言った。
「出血は治まっているみたいだけど、この後でちゃんとシャマル先生の所に行くんだよ?」
心配そうな なのはの言葉に、アスカは素直に頷いた。
「さて、ティアナの指揮も筋が通ってきたよ。指揮官訓練、受けてみる?」
「え?いや、あの、戦闘訓練だけでイッパイイッパイです!」
いきなり話を振られたティアナは、慌てて首を横にふった。
「いいじゃん、やってみろよ。ティアナならやれると思うけど?」
ニッと笑ってアスカがチャチャを入れる。
「アンタの撃沈数がもっと少なくなったら考えるわ」
「ありゃ、参ったね、こりゃ」
二人のやりとりをみてスバルが笑う。
「クウ?ククル?」
そんな和やかな空気の中、キャロの足下にたフリードがキョロキョロと辺りを見回し始めた。
「フリード、どうしたの?」
それに気づいたキャロとエリオがフリードを見る。
「?なんか焦げ臭いような??」
エリオも異変に気づき、鼻をヒクヒクさせた。
「あ!スバル!アンタのローラー!」
ティアナがスバルの足下を指した。バチバチとスパークしているローラーブーツ。
「え?あ!ヤバ
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ