暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第十一話 ファーストアラート 1
[11/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
なんかカワイイなあ。

「うん、よく似合うよ。今のでイヤーカフの付け方は分かったね?」

「は、はい!」

照れ笑いをして、アスカ君はエリオとキャロの方を向いた。

「えへへ、どうだ!」

ニパッと無邪気な笑顔を見せる。

こういう表情を見ると、とても対AMFを思いついた子と同じとは思えないなあ。

「かっこいいですよ、アスカさん」「うん、似合ってます」

エリオとキャロに褒められて、更に照れるアスカ君。

これぐらいの年齢で、ここまで素直に感情を出せるって、結構希だよね。

「午後からは、それぞれのデバイスを起動して調整しながらの訓練だね…」

私がそう言い掛けた時だった。

突如メンテナンスルームに警報が鳴り響いた。





outside

緊急警報と同時に、ラボのメインモニターが赤く点滅し、アラートの文字が表示される。

「このアラートって!」

「一級警戒態勢?」

スバル、エリオが言葉に出す。

浮かれていたアスカの顔が一気に引き締まる。

(このタイミングかよ!)

アスカが眉を顰めた。

「グリフィス君!」

なのはの声に反応するように、メインモニターに副部隊長のグリフィス・ローランが現れる。

「はい。教会本部から出動要請です!」

「なのは隊長、フェイト隊長、グリフィス君。こちらはやて」

「状況は?」

メインモニターの両隣のモニターに、はやてとフェイトが映った。

緊迫した空気が漂う。

はやてが口早に事態を説明する。

「教会の調査団が追っていたレリックらしき物が見つかった。場所は、エイリの山岳丘陵地帯。目標は山岳リニアレールで移動中」

「移動中って……」

フェイトが声を上げる。

「まさか!」

なのは嫌な予感がしたのか、息を飲む。

「そのまさかや。内部に侵入したガジェットのせいで、車両の制御が奪われてる。リニアレール車内のガジェットは、最低でも30体。大型や飛行型の未確認のタイプがでてくるかも知れへん」

(リニアレールの貨物……って事は無人車両か?厄介なのか、都合がいいのか?)

自然と戦略を思い描くアスカ。恐らく、ティアナも考えているだろう。

フォワードメンバーで出動した場合のシミュレーションを。

「いきなりハードな初出動や。なのはちゃん、フェイトちゃん、いけるか?」

「私はいつでも」

間髪入れず、フェイトが答える。

「私も!」

なのはもすぐに答えた。

二人の返事に、はやての視線がフォワードメンバーに移る。

「アスカ君、スバル、ティアナ、エリオ、キャロ。みんなもOKか?」

「「「「「はい!」」」」」

「よし、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ