蛇姫の鱗
日常編
ようこそラミアへ
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さんやユウカさんといった人たちが俺たちを迎え入れてくれる。
「来てくれて嬉しいよ、ウェンディ、シリル」
そう言って手を差し出すシェリア。しかし、その手を取る前に、あるお願いをしないとな。
「あの・・・ギルドに入る上で一つお願いがありまして・・・」
「なんだ?」
チラッとウェンディと視線を合わせ、小さくうなずいた後レオンたちの方を向き直る。
「妖精の尻尾が復活するまで・・・というのはダメでしょうか?」
仲間の大切な、ギルドの楽しさを教えてくれた妖精の尻尾。今はなくなってしまったけど、いつかきっと復活してくれる・・・そう信じている。
「なんだ、そんなことか」
「もちろんいいに決まってるじゃん!!」
「シリルたちがやりたいようにすればいいよ」
無理なお願い、そう思っていたのに、リオンさんたちは快く受け入れてくれる。その優しさは、前のギルドのそれを感じさせてくれるから不思議だ。
「んじゃ、改めて・・・」
「「「「「ようこそ!!蛇姫の鱗へ!!」」」」」
リオンさんとレオンが氷の造形でWELCOMES LAMIASCALEと文字を作り出す。そして俺たちは、差し出された手を握り、新たなスタートを切ったのだった。
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