第24話 いざ!合宿へ!3日目
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は俺の責任....
「大地くん、大丈夫?」
「なんとかな、おかげさまで」
問題ないと肩や足を動かしてアピールする
「そう.....」
希は俺の隣に腰掛ける。
「やっと落ち着いて話が出来そうだ.....」
「そうやね」
「どうして.......今まで隠してたの?」
そこが俺が今一番知りたいこと。希は俺のことを知っていたわけだ、それを何故今日まで隠していたのか。何故今になって話そうと思ったのか
どうしても聞きたかった
「どうしてやろね......今まで話さなかったのは単純に気づいて欲しかったから。大地くん全然気づかんかったけど.....」
希は髪をかきあげて話をする
「今日話した理由は....ウチにもわからない。ただ今日話さないと気づいてもらえるチャンス無いと思ったから」
「そうなんだ。辛い思いさせたね」
俺はぎゅっと希を抱きしめた。
今まで会いたかった少女が腕の中にいる。
嬉しかった。
「うんっ!」
希も嬉しそうに抱きしめ返す
「ねぇ.....大地くん」
「ん?」
「お別れした時のこと....覚えてる?」
多分....告白の返事....なんだろうな......
「もちろん。忘れるわけないよ」
「じゃあ....返事聞かせてもらえる?」
希は願うように両手を握り、俺をじぃっと見つめる
「......ごめんな.....希。俺は、君の想いに答えられない。」
その時の表情を見たくない。でも、見ないといけない
「今まで恋愛とかしなことなくて、人に恋をするってよくわかんないんだ。俺はどんな人にも同じように接してきたから誰かを特別に、ってできないんだ」
「.......」
希は目をつむって俺の話に耳をかたむける
あの時の希は真剣だった。
真剣に告白してくれたのなら、俺の真剣に答えよう
「希の想い.....嬉しかった。こんな俺を好きになってくれて.....ありがとう」
「......ふふっ、大地くんならそう言うと思った」
希は目に涙を溜めながらもいつもの笑顔を見せる
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