第80話
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ロイドとレオニダスは呟き
「いえ――――」
「あら……」
その時何かに気付いたティオがジト目である牢屋の方向を見つめ、レンは意外そうな表情でティオと同じ方向を見つめた。
「だ、誰かいるのか………!?」
「マルコーニ会長………!」
2人が見つめた方向から男性の声が聞こえ、声を聞いたロイド達が見つめるとそこにはなんとマルコーニ会長を始めとしたルバーチェのマフィア達が数人牢屋の中にいた。
「え………あの”ルバーチェ”の!?」
「何で”ルバーチェ”のトップがこんな所に……しかも閉じ込められているんや?」
「恐らく彼らはヨアヒムに”用済み”と判断されて切り捨てられたのじゃないかしら。」
声をあげて驚いたロイドの言葉を聞いて牢屋の中に入っている人物がルバーチェのトップである事に気づいたエステルは目を丸くし、ゼノの疑問にルフィナは自身の推測を答えた。
「お、お前達どこかで見たような………」
一方自分達の目の前まで来たロイド達を見つめたマルコーニ会長が不思議そうな表情をしたその時
「お、お前らは………!?」
「特務支援課のガキども……!」
「それに”西風の旅団”までいやがる………!」
「なに………!?”黒の競売会”を台無しにした連中だと!?」
ロイド達に見覚えのあった為驚きの声を上げたマフィア達の答えを聞くと信じられない表情でロイド達を見つめた。
「別に台無しにするつもりはありませんでしたが………」
「いずれにしても自業自得ではないかと。」
一方マルコーニ会長の言葉を聞いたロイドは溜息を吐き、エリィは厳しい表情で指摘した。
「ええい、黙るがいい!お、お前らのせいでわしは議長の機嫌を損ねて危ない橋を渡る事に………す、全ては貴様らのせいだ!」
「物凄い責任転嫁っぷりね……」
「この後に及んで悪あがきとは………あのヨアヒムともいい勝負をする小物だな。」
「やれやれ……こんな小物がトップのガルシアには同情するわ……」
「ヨアヒム氏と共謀していた訳ではないと言い張るつもりですか?」
自分達の今の状況をロイド達のせいにしているマルコーニ会長の指摘にエステルとレオニダス、ゼノは呆れ、ヨシュアはマルコーニ会長にヨアヒムとの関係を訊ねた。
「も、もちろんだとも!”グノーシス”……ま、まさかあんな恐ろしい薬だったとは……」
ヨシュアの疑問にマルコーニ会長は力強く頷いた後表情を青褪めさせ
「さ、最初は潜在能力を高める薬という話だった……”黒月”の襲撃も成功して皆、競い合って服用したが………」
「昨日の夜、服用した連中の様子が全員おかしくなってしまって………そ、それ
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