機動戦艦ナデシコ
1390話
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……あ、周囲の整備班から向けられる視線が一段と強くなった。
まぁ、それはそれとして。
「落ち着け。確かに他の女の事を考えていたのは事実だが、別にそういう意味で考えていた訳じゃない」
「じゃあ、どういう意味でよ?」
そう言いつつ握っていた手を離し、指を絡めてくるミナト。……何だったか。恋人繋ぎ? そんな感じの握り方。
当然周囲から……整備班の連中から向けられる視線は厳しくなるのだが、取りあえずそれは放置して口を開く。
「シャドウミラーがバイトとして雇っている人物に、ルリと似たような……いや、正確には違うけど、それでも同じようにネットの世界についての強い能力を持っている奴がいるんだよ。そいつに手伝って貰えればルリの負担も軽くなると思ってな」
「……どうせその人も女の人なんでしょ?」
「いや、それはまぁ、否定しないけど」
けど言わせて貰えば、俺がネギま世界に行った時に放り込まれたのが女子校であった以上、その人材が女になるのはある意味当然だろう。
何だかんだと美人なのは間違いないんだが。
本人は3-Aについて他のメンバー程に美人だったり可愛くなかったりといった事を気にしていたみたいだったが、その辺は結局相手次第だろう。
少なくても俺の目から見れば長谷川は十分美人の域に入る。
それも中学生の時と違って今は立派な大人になっているのもあって、人目を惹き付けて止まない……って程じゃないが、それでも10人中5人くらいは振り返る程度には美人だろう。
「ふーん。アクセルの様子を見る限りだと、やっぱり美人なんだ」
「……取りあえず、それが本当かどうかってのは直接長谷川に会ってから決めてくれ」
「ふーん、長谷川っていうんだ。そうね。是非会ってからどんな人なのかを見てみたいわね。……まぁ、アクセルの性格を考えれば、実は何気にその気にさせてるって可能性も否定は出来ないんだけど」
「まるで信用がないな、俺」
ミナトの言葉に呟くと、何故かジト目を向けられる。
「あのね。他の事ならいざ知らず、女関係でアクセルに信用があると思ってたの?」
そう言われると俺も言葉に詰まる。……色々と実績があるからなぁ、俺の場合。実際、こうしている間にも整備班の連中から色々と視線を向けられている訳で。
「はい、お待ち。デザートのイチゴパフェ」
カツ丼、牛丼、親子丼といった3つの丼を食い終わった頃を見計らい、テンカワがデザートを持ってくる。
ちなみにこのイチゴパフェに関しても、シャドウミラーの補給があって作れるようになったメニューの1つだ。
イチゴとかは新鮮な内に食べてこそだしな。
「それで、アクセル。ルリちゃんの負担が少なく出来るって本当か?」
どうやらしっかりと俺達の話を聞いてい
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