第119話
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たな。天才的な感応力を持つ、一人の幼い検体がいたんだが………これがまた傑作でね!周囲にいた別の検体の人格や検体の属性を”グノーシス”投与をきっかけに自分のものとして取り込んだのさ!いや、その実験データだけでもせめて回収できていれば―――って、君は!ハハハハハハハッ!まさかティオ・プラトーだけでなく、”楽園”での検体まで―――」
「―――もういいわ。知りたい事は全部わかった。もう、それ以上話す必要はない。それ以上話せば肉片も残さず”殲滅”するわ。………ロイドお兄さん、ごめんなさいね。レン、少し出しゃばったみたいね。」
醜悪な笑みを浮かべて語るヨアヒムの説明を聞き、膨大な殺気を纏わせてヨアヒムを睨んで話を中断させた後ヨアヒムを睨みながらロイドに謝罪の言葉を言い
「いや、おかげでこちらもかなり整理できた気がする。―――これで心置きなく逮捕に踏み切れそうだ。」
レンの謝罪の言葉を聞いたロイドは口元に笑みを浮かべて答えた後ヨアヒムを睨みながら呟き、そして警察手帳を出し
「―――”D∴G教団”幹部司祭、ヨアヒム・ギュンター。自治州法に基づき、傷害、騒乱、不法占拠、薬物使用、虐待などの数多の容疑で逮捕する………!」
「略式ではあるけど、捜査令状、および逮捕状も既に出ているわ!」
「大人しくお縄に付いてもらおうか!」
エリィとランディと共に宣言した!
「―――フフ、いいだろう。僕と君達のどちらが目的を達せられるのか………ここは一つ。賭けをしようじゃないか。」
ロイド達の宣言を聞いたヨアヒムは口元に笑みを浮かべた後片手を上げた。するとヨアヒムの全身に瘴気が纏った後ヨアヒムの髪は白髪になると共に眼は怪しげな紅に変わり、さらにヨアヒムの上空に杖が現れた後ヨアヒムの手に収まった!
「そ、その髪は……!?」
「しかも魔導杖の一種ですか………」
変わり果てたヨアヒムの髪を見たエリィは驚き、ティオは真剣な表情でヨアヒムが持つ杖を見つめていた。
「フフ、僕の髪はこちらの方が地の色でね………”グノーシス”を投与し続けて少々風変わりな体質になったんだ。何せここ数年、まったく睡眠を取っていないくらいだからねぇ。」
「おいおい………シャレになってねぇぞ。」
「なるほど………それで病院勤めをしながらここまでする時間が取れたのか。」
ヨアヒムの説明を聞いたランディは目を細め、ロイドは納得した様子で呟き
「フフ、さすがは捜査官。いい所に気付くじゃないか。―――ちなみにこの杖は例の錬金術師たちが造り上げた魔導具の最高傑作の一つさ。古代遺物すら凌駕する力を秘めていてね……」
ロイドの言葉を聞いたヨアヒムは口元に笑みを浮かべた後説明し、そして短い詠唱をしてなんと”暴虐
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