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英雄伝説〜菫の軌跡〜(零篇)
第79話
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なのだ。”―”は―――の――を―――することで――を蓄え、――する性質を持つ。いずれその――が”――”に至ったとき、”―”は――するのである。



さらに、”グノーシス”には改良の余地が残されていた。――――――――――――、――――を”―”に―――――のだ。



それから―――――――、我が教団はより効果の高い”グノーシス”の研究……いわゆる”儀式”を繰り返してきた。



そうして、―――――の―――とは――――――――――――――”グノーシス”は完成へと近づいたが、今一歩のところで誤算が生じてしまう。



実験の規模を大きくしたことで遊撃士やその他の勢力に存在を感づかれ、各ロッジ、及び教団そのものの壊滅に繋がってしまったのである。



誠に愚かな事であるとは言わざるを得ない。”――――”の――のためには多少の犠牲は付き物だというのに……



私は、壊滅したロッジから実験のデータを秘密裏に回収し、この――の地クロスベルへと至った。



”グノーシス”の材料である”プレロマ草”は――――の―――に――しているため、――――に困ることはなかった。また、この”太陽の砦”の深層は――の―――――の―――研究施設であり、数々の高度な設備を備えている。こうして私は恵まれた研究環境を手に入れ遂にこの秘薬を完成させたのである―――。



「かなりの情報が削除されてるな………」

「ええ………例の薬についての情報がまとめられているみたいだけど。」

「でも、ここの研究施設を使って完成させたのは確かみたいだね。たった数年で、量産段階で漕ぎつけたのか………」

「さすが国際的にも有名な医科大学で薬学担当の准教授をしていただけあってヤクの栽培は十八番(おはこ)のようやな。」

「もしかすれば、既に”裏の世界”の一部でも”グノーシス”が流通しているのかもしれんな。」

先程の端末と比べると情報がかなり削除されている事にロイドとエリィは真剣な表情で話し合い。ヨシュアとゼノは”グノーシス”を僅か数年で量産段階まで漕ぎつけた事について考え込み、自分達”猟兵”にとっても他人事ではない事になっている可能性もある事に気づいていたレオニダスは厳しい表情をしていた。



「この”プレロマ草”ってのは何なのかしら?薬の原材料っぽいけど……」

「”プレロマ草”………聞いたことのない名前だな。」

「………わたしも聞き覚えはありません。戻ったらデータベースで調べてみる必要がありそうですね。」

「……レンも後でレンの情報網を使って調べてみるわ。」

(”プレロマ草”………まさかこんな所でその名前が出るなんて……今回の件が終わったらジュエ卿やケビン達に知らせてお
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