暁 〜小説投稿サイト〜
龍が如く‐未来想う者たち‐
冴島 大河
第三章 内部崩壊
第四話 ぶつかる想い
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だがそれに臆する事なく、足立の方へと歩み寄る。
銃を持つ手が震える姿に、どこか自分を重ねた。
足立だってバカじゃない。
冷静に話し合えばきっと……。
そう思った矢先、何かが横を通り抜けた。

何だ?と思う頃には、それは足立の元へ駆けていた。


「足立ぃぃぃっ!!」


大声を張り上げ、男が足立に向け拳を振り切った。
避けられるはずもなく拳をまともに顔面にくらい、そのまま後ろへ尻餅をつく。


「喜瀬!?」


大吾と真島と秋山が、3人声を揃え名を呟く。
バンダナをした男・喜瀬は、大きく息を吐いた。

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