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覇道を捨てて
第三章
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。その斧で」
「その言葉二言はないな」
「詩人は言葉と歌で生きているものです」
 だからだと。詩人は王様に恭しく述べました。
「ですからどうか私の言葉を信じて下さい」
「わかった。それではな」
「はい。お願いします」
 こうしてです。まずはドワーフと話をつけてです。もう一度エルフのところに戻って同じ様にお話を決めました。ドワーフとエルフは互いの境の場所で宴をはじめました。
 そしてその中で、です。ドワーフの王様とエルフの女王様はです。詩人の仲立ちで会いました。
 そのうえでお話をしてです。まずはです。
 王様がです。こう言いました。
「実はわしは今は」
「今は?」
「うむ。妻に先立たれて」
 そうしてだというのです。
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