第116話
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探索を続けたロイド達は牢屋らしき場所に到着した。
〜太陽の砦〜
「あ……!」
「もしかして……行方不明になった?」
牢屋がある場所に到着し、牢屋の中に閉じ込められている一般人達を見たロイドとティオは声をあげた。
「あ、あんたたちは……!」
そして牢屋の中に閉じ込められている一般人の一人―――ガンツはロイド達に気付いて振り向き、ロイド達を見つめて驚いた。
「ガンツさん………ご無事で何よりです。」
ガンツを見たロイドは安堵の表情で言った。
「警察の兄ちゃんたち………!た、助けに来てくれたのか!?」
ガンツは希望を持った表情で尋ね
「ほ、本当に!?」
「あたしたち、出られるの!?」
ガンツと同じ牢屋に閉じ込められている市民達もガンツの言葉を聞いて希望を持った表情になった。
「それは………」
ガンツ達にどう答えるかロイドは悩み
「………とにかく扉だけでも開いてしまいましょう。」
悩んでいるロイドにエリィは提案し
「どうやらあれが扉の開閉装置みたいだね。」
「向こう側にもあるからとっとと開けちゃいましょ!」
「ああ!」
牢屋の開閉装置らしきレバーを見つけたヨシュアとエステルの言葉にロイドは頷いた後仲間達と共にレバーに近づいてレバーを降ろした。すると牢屋の扉は全て開き、ロイド達は嬉しそうな表情で牢屋から出てきた市民達にすぐに脱出できない事を説明した。
「す、すぐには出られない!?」
ロイド達の話を聞いたガンツは信じられない表情で叫んだ。
「………すみません。自分達も敵の目を盗んで何とか潜入している状態です。」
「魔獣や操られたマフィアがあたりをウロウロしている………この遺跡もそうだが街までの安全も保障できねぇ。」
「しばらくここで救援を待っていただく方がいいかと。」
「そ、そんな………」
「ああっ………どうしてこんな事に………」
ロイド、ランディ、ティオの説明を聞いたサーベルバイパーの少年は信じられない表情をし、アルカンシェルの劇団員は嘆いた。
「じきに混乱が収まれば警官隊も駆け付けると思います。どうかそれまでご辛抱を。」
「遊撃士協会も全面的に事態の収拾に協力しています。」
「みんなの事は絶対に助けるからどうか安心して!」
「わ、わかった………」
「私達も出来るだけの協力をさせてもらおう………!」
そしてエリィ、ヨシュア、エステルの言葉に市民達は希望を持ち、力強く頷いた。その後ロイド達は探索をさらに続け、別の牢屋がある広間に到着した。
「ここも牢屋か……」
「ここは誰もいないようだね?」
牢屋がある広間に
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