第115話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
変わる頃、ついに彼らは見出したのである。この地の奥深くで―――――――――――――――…………
”――”――――それはそう呼ばれていた。
「これは……ヨアヒム先生が残したものか。」
情報を読み終えたロイドは呟き
「教団についての概要が残されているみたいだけど……」
「しかし所々、読めなくなってるな。」
エリィは考え込み、ランディは目を細めて呟いた。
「意図的に削除したのでしょうね。万が一第3者に見つかった時の事を考えて。」
「恐らくそうでしょうね。データの復旧は難しいのかもしれませんね。」
レンの推測にティオは頷いた後答えた。
「でも、ここで消されてるのって『七耀教会』とか『空の女神』よね?女神の存在を否定するって公言してたみたいだし………(”空の女神”は本当に”いた”のだから、教団の解釈は間違っているって指摘してやりたいわ………)」
そしてエステルは真剣な表情で呟いた後心の中で考え込み
「ああ、間違いないだろうね。それ以外にも、気になる単語が削除されているみたいだけど………」
エステルの言葉にヨシュアは頷き
(うふふ。エステルが”空の女神”の末裔だなんて知ったらどんな反応をするかしらね?)
レンは不敵な笑みを浮かべていた。その後隔壁のロックの一部を解除したロイド達は探索を再開し、違う部屋にある端末を見つけて起動し、情報を閲覧し始めた。
『グノーシスについて』
”グノーシス”………それは、―――――――という――――、”プレロマ草”を原料とした秘薬である。
その調合方法は―――――――、服用することで身体能力と感応力を高め、さらには潜在能力すら引き出す効能を持つ。―――――――――――――――。――――――――――――。”グノーシス”は、――――の―――を”―”の――に―――――薬なのだ。”―”は―――の――を―――することで――を蓄え、――する性質を持つ。いずれその――が”――”に至ったとき、”―”は――するのである。
さらに、”グノーシス”には改良の余地が残されていた。――――――――――――、――――を”―”に―――――のだ。
それから―――――――、我が教団はより効果の高い”グノーシス”の研究……いわゆる”儀式”を繰り返してきた。
そうして、―――――の―――とは――――――――――――――”グノーシス”は完成へと近づいたが、今一歩のところで誤算が生じてしまう。
実験の規模を大きくしたことで遊撃士やその他の勢力に存在を感づかれ、各ロッジ、及び教団そのものの壊滅に繋がってしまったのである。
誠に愚かな事であ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ