第77話
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う。ひょっとしたら、現在の紋章の原型になったものかもしれません。それがこの場にあるという事は……」
エステルとランディの疑問に対してヨシュアが自身の推測を答えた。
「………”教団”のルーツは500年以上昔に遡る……しかも、このクロスベルが発祥の地かもしれないってことか。」
「ああ、君達が発見した”僧院”の紋章もしかり………500年前の戦乱の時代、この地の有力者を取り込んで勢力を拡大したのかもしれない。」
「なんてこと……」
「いずれきちんとした歴史を紐解く必要がありそうだな……」
(うふふ、ケビンお兄さん達もクロスベルに来て調べた方がいいのじゃないかしら?)
(クロスベルはエラルダ大司教の意向で”星杯騎士”が来訪する事は難しいわ……だけど”教団”の件に加えてこんな遺跡もあるのだから、冗談抜きで”星杯騎士”もクロスベルを調べるべきでしょうね………)
ヨシュアの推測を聞いたエリィは疲れた表情で溜息を吐き、ロイドは考え込み、レンに小声で囁かれたルフィナは複雑そうな表情で答えた後真剣な表情で周囲を見回した。
「!気を付けてください……!」
その時何かに気づいたティオが警告したその時ロイド達の目の前に魔法陣が現れた後、そこから”僧院”で現れた時に似た姿をした”悪魔”が現れた!
「早速現れよったか……!」
「”影の国”で現れた悪魔達の仲間……!?」
「これが”本物の悪魔”か。なるほど……そこらの手配魔獣とは”格”が違うな。」
「やはりこの一帯が異界化しているのか……!」
悪魔の登場にゼノとエステルは真剣な表情で声を上げ、レオニダスは悪魔の強さを、ヨシュアは遺跡の状態を分析し
「とにかくブチ倒すぞ!」
ランディの号令を合図にロイド達は戦闘を開始した!
「分析を開始します―――――情報を入手しました。弱点属性は”僧院”の時と同じ空属性!水属性は無効化し、地・火・風属性は50%を下回っています!空以外にまともに効く属性は時と幻です!さらに状態異常は能力減少効果も含めて全て無効化します!エニグマ駆動………」
「エニグマ並びにアークス駆動………」
戦闘開始早々に導力杖にインストールされている特殊魔法で目の前の悪魔を分析したティオは仲間達に助言をした後戦術オーブメントを駆動させ始め、レンも続くように二つの戦術オーブメントを駆動させ始めた。
「フンッ!!」
「オラアッ!!」
レオニダスとランディは左右からそれぞれマシンガントレットとスタンハルバードで一撃を叩き込んでダメージを与え
「…………」
「「!!」」
ダメージを受けた悪魔は腕を振るって左右にいるレオニダスとランディに反撃したが、反撃
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