第76話
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相手をしておきます!そのまま行ってください……!」
「おお………!」
「そちらも気を付けてくれ……!」
そしてロイド達を乗せた車はノエルが新型車両の相手をしている間にどんどんと離れて行った。その後は妨害もなくロイド達は無事に”古戦場”の遺跡の前に到着した。
〜古戦場〜
「古戦場………まさかここが………」
「”教団”の残党が潜む拠点だったなんて………」
車から仲間達と共に降りたロイドとエリィは真剣な表情で呟いた。するとその時
「来たわね………!」
なんとエステルとヨシュアが遺跡方面から走って近づいてきた。
「エステル、ヨシュア!」
「よう………!お疲れさんだったな!」
「そちらこそ………大変だったみたいですね。詳しい話は先程通信でアリオスさんから聞きました。」
「あたしたちも、さっきやっとそこの入口を開いたばかりよ。」
「あ………」
ヨシュアの後に答えたエステルの話を聞いたティオは呆けた声を出して仲間達と共に以前は閉じていたが今は開いている遺跡の門を見つめた。
「閉じていた扉が………」
「変な仕掛けがあって開くのに手間取っちゃった。でもこれで、連中の拠点に潜入することができるわ。」
「うふふ、どうせ仕掛けを解いたのはヨシュアでしょう?」
「うっさいわね!あんたは一々余計な一言が多いのよ!」
「今は口喧嘩をしている場合じゃないでしょう……」
小悪魔な笑みを浮かべて自分を見つめるレンをエステルは睨み、その様子をルフィナは呆れた表情で見つめて指摘した。
「………本当に助かったよ。俺達はこのまま、首謀者を逮捕しに行くけれど……君達の方はどうする?」
「モチ、手伝わせてもらうわ!そのためにここで待ってたんだし。」
「失踪者も救出する必要があるし、助太刀させてもらうよ。」
ロイドに訊ねられた二人はそれぞれロイド達と共に遺跡に向かう事を申し出た。
「………ありがとう。君達がいたら百人力だ。」
「ハハ、まさかこんな形で再会して、また嬢ちゃん達とも共闘する事になるとはな。正直驚いたで。」
「……”リベールの異変”以来だな、”剣聖”の子供達。」
エステル達の加勢にロイドが感謝の言葉を答えるとゼノとレオニダスはそれぞれエステルとヨシュアに声をかけ
「アハハ、あたしもアリオスさんから二人もロイド君達と一緒にこっちに向かっている話を聞いた時は驚いたわ。」
「今回もよろしくお願いします。”大陸最強”と名高い”西風の旅団”の猟兵であるお二人に加勢してもらえるなんて、心強いです。」
声をかけられたエステルは苦笑しながら答え、ヨシュアは二人に軽く頭を下げた。
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