暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic6-D古代遺失物管理部・機動六課〜First Mission〜
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いう大きな球体状のガジェットと戦って傷ついてるのを黙って見てるしかない。

「あ・・・あ・・・! エリオ・・・君・・・!」

「うぐ・・・! 大丈夫! 僕に任せて、キャロは下がってて! ストラーダ!」

エリオ君は槍型のアームドデバイス・“ストラーダ”を手に、V型から伸びるアームの打撃を受け止めたり、本体から放たれてくる光線をギリギリで避ける。でも段々と追い詰められて行っちゃう。

(わたし、また護られてばっかり・・・)

――君はまだあまりにも幼い。守る側じゃなく、今はまだ守られる側なんだよ。確かにの竜使役は凄さまじい戦力だろう。だからと言って君のような子供が、こんな泥臭い戦場に立つ必要はないんだ。まずは自分の力と向き合おう。一番の早道は意味を持たせる、というのが良いかもしれない。俺は、守りたいものを守り、救いたいものを救う、その信念でこの力をコントロールしている――

――いつかあなたが守りたい人のために、恐ろしいかもだけど竜使役をコントロールしていこう。その時までどれだけ恐がられようとも、あなただけは信じてあげて。自分の力を。絶対に君の為になると思うから――

ルシルさんとルミナさんは言ってくれた。ルシルさん、ルミナさん。わたし、守りたい人が沢山できました。わたしを保護してくれたフェイトさんとアリシアさん、六課で出会ったみんな。もちろんルシルさんとルミナさんをも守りたいって思います。

「うわぁぁぁぁーーーー!」

「っ!! エリオ君・・・!」

エリオ君がV型のアームに捕まって、そのまま車両の外にまで運び出された。そして「あ・・・!」崖下へと放り投げられてしまった。エリオ君。六課のみんなの中で最初に会った人、エスカレーターを転がり落ちそうになったわたしを助けてくれて、同じライトニングの仲間として、お友達として今日までわたしを支えてくれた。

(守りたい・・・。優しくて、わたしに笑いかけてくれるみんなのことを・・・守りたい。わたしの力で・・・守りたい!)

わたしは「エリオ君!!」を追って車両から飛び降りた。飛行魔法なんて使えない。でも、わたしには「お願い! フリード!」が居てくれる。大丈夫、わたしはもう恐れない。

(自分の力を信じる。守りたい人を守って、救いたい人を救う。ありがとうございます、ルシルさん、ルミナさん。わたし・・・やります!)

AMFを放つV型の居る車両から遠く離れたことで魔法が扱える。落下してるエリオ君を抱き止めてフローターを発動、落下を抑える。側にまで来てくれたフリードに「ごめんね、ずっと。窮屈な思いをさせて・・・」これまでのことを謝った。わたしが恐れるから、フリードもまた自分を抑えてたと思うから。

「だけどわたしはもう大丈夫。ちゃんとあなたを制御するから、わたしに委
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