暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic6-D古代遺失物管理部・機動六課〜First Mission〜
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たU型からのビームを回避しつつ、私となのははお返しの攻撃を加えて撃ち落としながら、この場から離脱しようとする“シャックス”・“マルファス”の撃墜を試みようとする。まずは飛行速度の遅い“マルファス”だ。他の2機はAMFを全開にして“マルファス”や自身への攻撃を拒もうとしている。

「(魔力が足りないのが少しネックだけど。足りないなら足りないで工夫するのが魔導師だ・・・!)なのは、少しフォローお願い!」

『了解!』

“マルファス”の掩護だからか“シャックス”の速度も遅い。一網打尽にするなら今しかない。あれほどの機体、ガジェットに比べて量産できるような物じゃないはず。少しでも機体数を減らした方がきっと後々、私たちとって良い方向になると思う。

「アルカス・クルタス・エイギアス。煌めきたる天神よ。いま導きのもと降りきたれ。バルエル・ザルエル・ブラウゼル。撃つは雷、響くは轟雷。アルカス・クルタス・エイギアス」

ガジェットをなのはに一時的に任せて、私は対AMFのための気候操作の儀式魔法を発動させる。発動には魔力を使うけど、落雷は純粋な自然現象。AMFでは防がれないのは既に確認済みだ。黒雲が空に渦巻いてゴロゴロと稲光が発生。

「え・・・!?」

落雷まで僅かと言うところで掩護機の“シャックス”の機体上面、主翼の付け根付近にあるウェポンベイが開いて、そこからレールガンユニットが出現。そして砲塔は上を向き、轟音と共にレールガンを発射。同時に雷撃が落ちたんだけど、純粋な金属である弾丸であることもあって雷撃が全て集中してしまった。

「だったら――」

『フェイトちゃん! ごめん、ちょっと手が足りない、かも・・・!』

なのはから苦悶の声色に満ちた念話が。U型が次々とリニアレールに向かって突撃していく中、なのはが懸命にそれを阻止してた。私は撤退を続ける3機より『ゴメン、すぐに合流する!』U型の掃討を選択した。

(悔しいけど今は六課としての自分を貫こう。ガジェットもプライソンが製作したなら、いつか必ずぶつかるはずだから・・・!)

そうして私となのはは、全てのガジェットを車両に近付けることなく全機撃墜してやった。

†††Sideフェイト⇒キャロ†††

「エリオ君!」

機動六課として初めての任務は、六課の運用理由のロストロギア・“レリック”の回収。最初は緊張と恐怖で震えが止まらなかった。でもアリシアさんとフェイトさん、それになのはさんやエリオ君たちの言葉のおかげで和らいだ。

(でも・・・、でもやっぱり、わたしは・・・)

ダメだった。“レリック”を狙ってやって来る機械兵器・ガジェットドローン。それと真っ向から対峙して、わたしはまた湧き上がって来た恐怖で足が竦んで、「うわぁぁぁぁ!」エリオ君がV型って
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