暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic6-D古代遺失物管理部・機動六課〜First Mission〜
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だもん。でも忘れないで、キャロ。キャロはね、独りじゃないんだよ」
そう言ってアリシアはキャロの頬から手を離して、隣に座るエリオ達へと顔を向けさせた。スバルとティアナは力強く頷いて、「僕も、精いっぱいキャロを護るよ」エリオは男の子らしさを振り撒いた。ちゃんと仲良くなってくれてるようで一安心・・・じゃない。
「う、うん! それにね、キャロ。私やなのはだって居る。ちゃんとキャロが見える位置で見守っているから。エリオ。それにスバルとティアナも。ちゃんと私となのはが付いてる。だから緊張するな、恐れるな、なんて言わないけど、でもあなた達の側に私たちが居ることは憶えておいてほしい」
私もアリシアに続いてキャロ、そして忘れずにエリオ達にもフォローを入れる。今は不安で押し潰されて身動きを鈍らせないようにしておきたい。私は『ごめんね、なのは。これ、なのはの役目だよね?』フォワードの戦技教導を行ってるなのはに謝る。
『にゃはは、良いよ。キャロやエリオには私よりフェイトちゃんやアリシアちゃんの方が響くと思うしね。スバルとティアナには・・・そうだね、2人に言われちゃったし、何か別の激励でも――』
なのはがそこまで言いかけたところで、『こちらロングアーチ』シャーリーから通信が入った。シャーリーと出会ったのも“レリック”が関係していた。今ではアリシアと同じように私の補佐官だ。そんなシャーリーの通信に「はいです!」リインが応じた。
『航空型ガジェットU型、確認できるだけで約50機が現場へ向けて飛行中です』
「りょ、了解です! なのはさん、フェイトさん・・・!」
リインの目が私となのはに向けられる。こんな時に限って私となのはが外さないといけない状況になるなんて。なのはが「フェイト隊長。私1人でも良いけど・・・?」そう提案してきた。
「フェイトさん。僕とキャロ、それにスバルさんとティアさんは大丈夫です」
「はいっ! あたし達に任せてください!」
「決して下手は打ちません」
エリオ、スバル、ティアナと、自分たちで解決したいって申し出てきた。私は「・・・私も空に上がるよ」エリオ達を、そして2週間とエリオ達を鍛え続けて来たなのはの教導を信じることにした。ううん、そもそも不安に思うことなんてきっと初めからなかったんだ。
「こちらフォワード。空へはなのは隊長とフェイト隊長が上がるです! リインはフォワード4名と一緒に降下、サポートするです!」
そういうことで、私となのははガジェットU型の殲滅を担当することになった。なのはが「ヴァイス君! 私とフェイト隊長で空を抑える!」ヘリを操縦するヴァイスに伝えた。
「うっす! 今ハッチを開けます!」
ヘリ後部のハッチが静かに開いていく。私となのはで後部ハッチに向かって、「
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