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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic6-D古代遺失物管理部・機動六課〜First Mission〜
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ヴァイス陸曹の駆るヘリに搭乗してるなのはちゃん達に通信を繋げると、『聴こえます!』みんなから返ってきた。私はみんなに現場の状況を伝える。ガジェットは今現在、“レリック”を知らずに運搬してるリニアレールを襲撃中。
無人の貨物列車とゆうこともあって人的被害は無し。そやけどガジェットによって車両の制御は奪われてて遠隔操作できひん。さらにはガジェットは車両内に最低でも30機。それに飛行型のU型、新型のV型までも出現する可能性あり、と伝える。
「初出動にしてはかなりハードな任務や。スバル、ティアナ、エリオ、キャロ。問題あらへんか?」
『『『『はいっ!』』』』
「うん、良いお返事や! なのは隊長、フェイト隊長、リイン、現場指揮と管制をお願いな! アリシア執務官補は事後処理の方をお願いや!」
『『『『了解!』』』』
さぁ、機動六課の実力を存分に発揮したろな。
†††Sideはやて⇒フェイト†††
機動六課としての最初の任務はあまりに突然だった。私が隊長を務めるライトニング分隊、なのはが隊長を務めるスターズ分隊は、副隊長のシグナムとヴィータを除いて今はヴァイスの操縦するヘリに乗って現場へ向かってる最中。
スバルとティアナの手には2人の為に製作されたデバイス、“マッハキャリバー”と“クロスミラージュ”が握られている。ぶっつけ本番で専用デバイスの使用だけど、これまでのなのはの厳しい教導があったことを思えば、きっと最初からでも十分に使いこなせると思う。
(問題は・・・)
不安げなキャロのことが気掛かりだ。これまで陸士隊と特務隊で実戦を肌で感じたとは言っても、そのどれもでキャロ自身が戦ったわけじゃない。キャロに降りかかる危険を察知したフリードが暴走して敵味方問わずに被害を齎した。そのトラウマがまだキャロには残ってる。
(でもだからってここで止めるのはもっといけない。心を鬼にしてキャロを送りださないと。そうしないとキャロはいつまでも自分と向き合えない・・・。だけどフォローくらいは良いよね、うん)
私となのはとアリシアの座る長椅子の真正面に設けられてる長椅子に座るフォワード4人。スバルとティアナは緊張はしてるけど、それでも災害担当とは言え陸士隊で実戦経験を積んでるからガチガチじゃない。エリオも良い緊張具合。私とアリシアとアルフで少しばかり鍛えたおかげかも。
「キャロ」
「あ、はい?」
私の隣に座るアリシアがキャロに声を掛けた。しまった、いろいろ考えている間に遅れを取っちゃった。アリシアはキャロの真正面に立った後に屈んで、キャロの頬に両手を添えた。
「初めて自分で戦わないといけないっていう状況で不安なんだよね?」
「あ、いえ、わたしは・・・!」
「大丈夫だよ、誰だってそう
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