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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic6-D古代遺失物管理部・機動六課〜First Mission〜
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†††Sideはやて†††

機動六課が稼働して早2週間ちょっと。私はこれからここ部隊長室で、とある人と会議することになってる。室内に設けた隊長陣との会議を行ったり、休憩するためのスペースの長ソファに座ってる。私の右隣には広域捜査担当のフェイトちゃんとアリシアちゃん、左隣には監査役でもあるルシル君が、私とその人との会話に耳を傾けてる。

「久しぶりやね、カリム。ごめんな、なかなか逢いに行けへんくて」

『ううん、気にしないではやて。またゆっくり出来る日があったら来てちょうだい。・・・では、コホン。今日は忙しい中、時間を取ってくれてありがとう。フェイト執務官とアリシア執務官補、そしてセインテスト調査官も、ご苦労さまです。しばらくお付き合いくださいね』

「「はいっ」」

「いえ。これも仕事ですのでお構いなく」

モニターに映る通信相手は、機動六課設立に協力してもらった聖王教会・騎士団の騎士、カリム・グラシア。管理局にも籍を置いてる二足の草鞋騎士(誰が言い始めたんかは忘れてもうたけど、言い得て妙や)。局内での役職は理事官で、階級は少将。通信を繋げた後は当たり障りない挨拶だけをして、すぐさま本題に入った。

『まずは、教会騎士団(こちら)のレリック捜査担当部隊、朱朝顔騎士隊(ロート・ヴィンデ)から報告のあったガジェットドローンの新型についてです』

新しく展開されるモニターに、これまで見たことのないタイプのガジェットが表示された。ガジェットドローン、通称ガジェットはロストロギア・“レリック”に反応して集まってくる機械兵器のことや。正式名称は開発者しか知らへんから、局は勝手にそう名付けた。

「かなり大きいねコレ。成人の平均身長よりも一回り大きいくらい」

『ええ。遭遇した騎士シャルロッテとの戦闘映像もお見せします』

職務中のシャルちゃんのことを敬称付きで呼んだカリム。以前は騎士イリスやったけど、聖王教会の教皇でフライハイト家の当主やったシャルちゃんのお婆さんが半年前に亡くなったことで、シャルちゃんもフライハイト家の次期当主ってゆう肩書きになった。シャルロッテを名乗れるのは当主と次期当主だけってこともあって、シャルちゃんもようやく正式に、シャルロッテ、って名乗れるようになった。

「アームケーブルに光学兵器(ビーム)、あと蛇腹の腕2本・・・」

「腕2本以外はT型と同じなんだね」

2m近い直径をした球体状のV型は、その巨体さと形状を活かして転がっての体当たりってゆう攻撃方法も取る。しかもAMFの濃度も効果範囲もT型以上のようで、空に居た「シャルちゃんの紅翼が一瞬で・・・!」掻き消されてもうた。まぁそれでもシャルちゃんは落下中に絶対切断のスキルを用いた斬撃を放って、V型を真っ二つに斬り裂いて破壊した。

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