EPISODE7.正義とは誰にとって正しき義なのか
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体重は、もう少し仲良くなったら教えてあげる!趣味は人助けで、好きなものはご飯&ご飯!」
響は、鎧の少女に唐突な自己紹介をした。
「は?こいついきなり何言っているんだ?」
鎧の少女は突然の事に唖然とする。
「ねえ、私達は人間なんだよ!話しあえるんだよ!話そうよ!そうすれば─」
「そんな方に意味はねえ!あんた等は戦いの火種をばらまく!だから私はそれを潰す!ただそれだけだ!」
響の力説を鎧の少女は否定する。
「それから、私の名前は雪音クリス!覚えておけ!」
鎧の少女はクリスと名乗る。
「今日の所はこの位で引いてやる!」
クリスはソロモンの杖から大量のノイズを召喚し、去って行く。
「あいつッ!」
クリスが逃げた後の森林地帯で、キョウヤと響は召喚されたノイズを撃破し、リディアンに戻る。
「未来になんて話そう……」
響は自室に向かいながらそう呟き、
「ただいま。」
響は未来と一緒の学生寮に入る。
「お帰りなさい。」
響の挨拶に未来は冷たく返す。
「ゴメン─前、座っていい?」
「いいんじゃない。響の部屋でもあるんだし。」
「……未来、あのねッ!」
「今更何。私、あの人達から全部聞かせてもらったわ。──嘘つき。私に隠し事をしないでって言った時、隠し事なんてしないって言ったのに!」
「それはッ!」
「話しかけて来ないで!私、響を信用出来ない!」
未来は一人、ベッドに入ってしまう。
「ちょっと、外の空気吸って来る。」
響はそう言って外に出る。そして、泣きながら走って行く。
「ごめんなさい、私が、私が私自身で、自分のひだまりを壊したんだ!」
響は泣きながら二課に入る。
「その様子だと、友達から拒絶されたんだな。」
響は入ってそうそう、キョウヤにそう言われた。
「……なんで、解るんですか─」
「そういう顔をしているからだ。俺は最初に、人助けと救済は違うって言った筈だ。」
「……はい。」
「あれをどういう意味だと思った?」
「シンフォギアの力を使うなら、覚悟を決めろって意味だと思いました。」
「それじゃあ0点だ。あれはな、シンフォギアの力は神では無い。助けられない人や命、救えない心もある。人助けは出来ても、人を救う事は出来ないって意味だ。」
「そんな──」
「俺は最初に、ここに連れて来られる時にまるで危険人物であるかのように扱われた。理由は一つ。ここの中にある救済処置に文句を言ったからだ。」
「えっ!?」
「予想外だろ。」
「はい。」
「俺は、この世界のシンフォギアの力は人を救う為にあると聞いていた。だが実際はそんなことは全然なかった。だから怒ったんだ。」
キョウヤは、地球に来てから今日までの事を話す。
「─解ったかな響ちゃん、シンフォギアは人の命は守れる。でも、それ以上の事は出来ないんだ。
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