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剣(ブレイド)外伝-仮面ライダーギルティ-〜失格者の罪と罰〜
楽園に舞い降りた罪の怪物と罰の戦士その2
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と勘づいてる。自分の考えが正しければ…。
「実を言うとな…ここだけの話、シスターもお前のこと…」
詠鶴が鱗に近づき、耳元でなにかを囁きだそうとしたが…。
「うぐ、あ…げぶ、ふぅ…!!」
「村長!?」
「なにっ!?」
突然、全身血塗れな上に両腕を欠損し、更には左目を失った惨たらしい状態の息も絶え絶えになってる老人…楽園島の島村の村長がフラフラと危ない足取りで歩み寄り、二人の目の前で倒れてしまった。
「どうしたんだよ!?村長!!」
「…なにがあった?」
「海から…ば、化け物が…島に突然、化け物が現れて…うぐ、ゲボッ…か、はっ…」
「村長!!」
「イカン…村もヤバイぞ!」
それだけ告げると村長はそのまま事切れた…ただ事ではないと察した二人は村長の遺体を安置させた後、村へと急いだ
しかし、時既に遅し…。
「うぐっ!!?」
「こいつはひどい…恐らく、全滅だ…」
村は噎せ返る程の血の臭いで充満していた。道端には村長同様に血塗れになり、手足や耳、鼻、目…身体の一部は力ずくで捩じ切られ、その辺に打ち捨てられて変わり果てた姿になった女子供は勿論、老人や中には赤ん坊までも含んだ島民達の死体が転がり、家などの建物の壁などは汚い血の赤で染め上げられていた。
「う、うわぁああああ!!あぁ、あああああっ!!」
「鱗、気を確かに持て…!いいか?私から離れるな、こいつはただ事じゃない!!」
自分の住んでいた村の人間が全て皆殺しにされたという事実を幼い鱗が受け入れられるわけもなく、情けなく大声を上げて泣き喚きながら取り乱すが詠鶴はそれをなんとか止め、自分の側から離れぬよう、警告する、そんな時だった。
「ア"ア"〜…オ"オオオ〜…」
少なくとも人間のものとは思えない、例えるならば詰まった水道管の様な汚い音にも似た唸り声が聞こえてきた。その声の主の姿もこれまた人間の常識からは信じられない姿をしていた。
全体的に黒を基調とした体色を持ち、顔つきは生き物を模した黒い髑髏を彷彿とさせる仮面を着けてるようにも見えるがその顔には赤い×が痛々しく傷痕のように刻まれ、左右非対称な構造の肉体とレザーに包んだかのようないでたちをしている。腰に着けてるベルトのバックルには永遠の象徴たる蛇・ウロボロスの装飾がなされ、中心には『UD』という刻印とそれに重ねてるように上からまたもや赤い×印の傷痕のような刻印が刻まれている…顔の仮面や身体の至るところに黒いブツブツした突起物が生えており、右腕は黒い表皮に覆われているが左腕は非対称的に腕の骨が浮かび上がっている。両手は全体的に平たくなっており、掌の真ん中にはなにかの穴のようなものが空いており、胴体や両足はフジツボが付着した黒のレザ
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