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剣(ブレイド)外伝-仮面ライダーギルティ-〜失格者の罪と罰〜
楽園に舞い降りた罪の怪物と罰の戦士
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た鱗は衝動的に男の下半身にある黄金の魂に子供ながらも強烈な蹴りを叩き込み、悶絶させたため、エレノアは慌てて止めに入ったのは言うまでもなかった…。

数分後。

「…そうか、私はどうやら君達に命を救われたようだな、すまない、どこの誰かも解らぬ私なんかのために…礼を言う…」

「いいえ♪これも神の御導きです♪」

「ありがとう、お嬢さん。ただし小僧、貴様はダメだ。」

「なんでだよ!!いや、感謝されるのもそれはそれで嫌だけど!!」

男は深々と二人に対して礼を言うのだが、やはり鱗の人工呼吸は根にもっていたらしく、またもや大人気ない対応をしてしまう。

「名乗るのが遅れたな、私は雷峰詠鶴、君達は?」

「私はエレノア、この島の教会でシスターをしてます♪」

(シスター!?み、水着姿のシスターってどういうことだ!?まるで意味がわからんぞ!!うっ…鼻血が…!?)

「俺は栖貝鱗…って、またなにか考えてやがる…」

ここで三人は軽く自己紹介をした。尚、二人の手によって救われた男…雷峰詠鶴(らいほう・エイカク)はビキニ姿のエレノアのいでたちでシスターだと名乗られ思わず混乱してしまったと同時に無意識の内にまたもやエレノアの体を見てしまい、鼻血を垂らしてしまう…このことで彼は鱗からは軽蔑しきった冷たい眼差しで見られ、完全に助平男として認識されてしまった。

「ところで、詠鶴さん…でしたっけ?何故海の中で漂ってたんですか〜?お船の水難事故でしょうか?この辺りでは多いので〜」

「…まあ、な…そんなところ、だ…」

(…こいつ、なにか隠してる…?)

エレノアの言うようにこの島の近辺では最近、都市部からの避難民を乗せた移動用の客船や漁師の漁船が転覆したり、波に飲まれたりして水没してしまう事故が多発している。鱗の父親もこの被害に遭っており、既にこの世を去っている…詠鶴もそんな不幸な事故の被害者だというらしいが、どうも歯切れの悪い曖昧な返答に鱗はなにか不審なものを感じた。

「…っと、いかんな、私にはやることがあるので。悪いがここから立ち去らせてもらっ…!?ぐぎっ…痛ッ…!!」

詠鶴は島から出ていこうとしたが自分の怪我のことを完全に忘れていたらしく、あまりの激痛にうずくまる…その瞬間…。

「…何をしているんですかッ!!」

「「!?」」

基本的に誰に対しても優しげでおっとりとした口調で対応するエレノアは詠鶴の取った愚行に声を荒げてしまい、初対面の詠鶴のみならず長年の付き合いの鱗までもが彼女の発した普段聞き慣れない怒声にビクリとした。

「そんな身体で何処へ行くつもりですか!!」

「いや、だから…私には大事な使命が…」

「自分のことも省みれない人に何を為せると言うのですか!!例え神が許
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