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剣(ブレイド)外伝-仮面ライダーギルティ-〜失格者の罪と罰〜
楽園に舞い降りた罪の怪物と罰の戦士
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(神よ、どうかこの方に救いの手を…)
エレノアは真剣な眼差しで男の姿を確認した後に彼に近付き、しっかりとお互いの体を重ねる形で抱き抱えながら海面へと浮上を始めた…。
その後…。
(…ん、んん?ここ、は…痛ッ!!?)
ボロボロのスーツ姿をし、腰には何故か日本刀を提げている天然パーマが入った毛先が黒い紫髪の男は気づけば自分が今、どういうわけか見知らぬ浜辺で寝転がっていた。全身は傷だらけの状態であり、意識が戻った途端に身体中をまるで針で串刺しにでもされたかのような鋭い痛みに苦しむ。
「ゲホッ…ゴホッ…おげぇええ…!!私は何故、この様な所、に…?」
知らない間に口に溜まった海水を吐き出すと、なにやら自分の口元に海水ではないなにか別なもので湿ったような感触が…。
「ん〜〜〜!!」
「うげぇえええ!?な、なにをしている!?」
…見知らぬ少年が自分の唇を奪わんばかりに口を近づけてきたという大変ショッキングな光景がそこにあった…。
「おげげぇええぇえええええー!!」
「あ、目ェ覚ました」
「ふざっ…ふざっ…!!フザケンナ!!なぁあああぁんの真似だ!?小僧ォオオオオーッ!?私に少年愛好の趣味はないぞ!!」
「気色悪いこと言うなぁあああぁッ!!?!俺だってしたかァなかったけど緊急事態だったんだよオオオオッ!!」
海水のみならず嘔吐物まで吐き出した男は相手の少年…否、鱗にこれでもかと怒りを爆発させる。鱗もまた、何故こんな見知らぬヤロウなんぞに自分が接吻…ではなく、人工呼吸による人命救助をせねばならんのか不服なようであり、逆ギレしてしまった。
尚、鱗が何故彼に人工呼吸をしたかというと、最初はエレノアがすると言い出したのだ…しかし、鱗としては大好きな彼女が瀕死の相手とはいえ、見知らぬ男に唇を重ねる姿を想像して苛立ってしまい、そんなことをさせるくらいならばいっそ自分を犠牲にした方がまだマシだというセルフ罰ゲームじみた行動に移し、現在に至る…。
「貴様ァァァ…この私を誰だと思っ…!!」
「まぁ〜♪良かったぁ〜♪元気なようで何よりです♪」
「…って………………なん、だと……………?」
「はい?」
理由はどうあれ、それでも納得いかない男は自分の唇を奪った事を口実に鱗に掴みかかろうとした途中、自分の無事を喜んでるエレノアの存在に気づく、黒いビキニ姿の彼女の神の与えたもうた素晴らしい肉体に思わず凝視してしまい、気づけば男は赤面し、絶句していたが肝心の彼女は男の妙な様子に思わず首を傾げた。
「エレ姉ぇをエロい目で見んじゃねぇ!!」
「ふぐおっ!?」
「鱗君ーーーー!?」
男のエレノアへ向けた視線に真っ先に気づい
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