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剣(ブレイド)外伝-仮面ライダーギルティ-〜失格者の罪と罰〜
楽園に舞い降りた罪の怪物と罰の戦士
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この地球上ではかつて、五十三種の選ばれし不死生物(アンデッド)というありとあらゆる生物の始祖達が『バトルファイト』と呼ばれる種の生存と繁栄を賭けた戦いを行っていた…。

前回のバトルファイトでは人間の租たるヒューマンアンデッドの勝利により、地球の支配者は人間となった…しかし、それから数万年後、この世界にて再び始まる…。



これまでよりもより苛烈で、より凄惨な人類と世界を巻き込んだ史上最悪のバトルファイトが…。


300X年、世界は未だかつてないほどの危機に陥っていた。かつての栄華を誇った人間の文明は崩壊しており、荒廃したこの世界、それでも人類は逞しく生きていた。

ところ変わって此処はとある小さな島・楽園島(らくえんとう)、此処は都会から遠く離れてるほどのド田舎に過ぎないという不便ささえ除けば、豊かな自然と穏やかな海に囲まれ、常に暖かな気候で保たれ、何より昔からこの島で唯一存在する村で生まれ育ち、住んでる者達も少ないがそれ故の静寂さも相俟ってまさにその名の通りの楽園…さらに言えば既に崩壊した都市部よりも下手をしたら比較的恵まれてるのもこの島の良いところの一つでもある。

そしてこの楽園島の海辺付近に一つの小さな教会…通称『白波の教会』がひっそりと建てられている。教会の周囲は殆ど海と砂浜と一本のヤシの木が生えてるだけで何もないように見えるが、島民達からはこの島で最も美しい場所と呼ばれている…何故ならば。

教会・礼拝堂。

「今日もこの島が平和でありますように…」

暖かい気候にも関わらず忠実に教会の教え通りの黒を基調としたロングスカートのワンピース状の修道服姿、ウィンプルと呼ばれる白頭巾をかぶった20代前半の若いイギリス人女性…シスター・エレノアは目を閉じ、両手を合わせながら首にかけていた銀の十字架を握りしめ、本日の島の平穏への祈りを神の下に捧げていた。

「ふぅ〜…さてと、今日も行きますか♪」

エレノアは祈りを済ますと同時に教会の外へと出て行き、近くの砂浜に向かって歩きながら履いていたブーツを脱ぎ、さらにはウィンプルを外して無造作に投げ捨てるとウェーブがかった海の様な綺麗な蒼いロングヘアーが露わになり、持ち前の赤く煌めく瞳が若干隠れるほどの長めの前髪がかかる。裸足で海の手前まで来ると…なんと、修道服までも大胆に脱ぎ捨て、そこからは地味な格好の裏で隠れていた白磁の美しい素肌と神からの恵みを受けたかの如く豊満なバストとそれに対して自己主張控えめのヒップを黒基調のビキニに包んだ肢体が現れる。

「本日の朝食は何がいいかしら♪ふふっ♪」

エレノアはにこやかにそう言いながら髪をポニーテールにまとめ、銀の十字架をネックレスチェーンから取り外してチョーカータイプのアクセサリーに移し変えて装着し、ゴーグルを頭
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