機動戦艦ナデシコ
1388話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
おけるシャドウミラーの本拠地でもあるニヴルヘイムのデータに関しては、それこそ反乱軍にとっては喉から手が出る程に欲しいものだろう。
向こうに合流する事を考えている者にとっては、これ以上ない程の手土産と言ってもいい。
「マリュー、言うまでもないだろうけどナデシコクルーがニヴルヘイムの内部を移動する際には……」
そんな俺の言葉に、最後まで言わずともマリューは頷きを返す。
「ええ。基本的にナデシコクルー1人につき量産型Wを1人つける予定よ。名目としてはニヴルヘイムの案内と護衛といったところかしら」
「……まぁ、案内ってのは嘘じゃないしな」
ニヴルヘイムは、機動要塞という形式となっており、実質的には1つの街に近い。
当然その広さも相応であり、初めて来た場合は迷いかねない。
ブリッジメンバーを始めとして主要メンバーは以前ニヴルヘイムに来た事があるが、他の……一般のメンバーに関してはこれが初めてだ。
そうなれば当然迷うような奴も出て来かねず、量産型Wが案内としてつくのは当然だった。
……まぁ、スパイにとっては怪しい動きをしようとすれば止められるので、邪魔以外のなにものでもないだろうが。
護衛や案内という名目である以上離れるという事は基本ないので、スパイにとっては非常に邪魔な存在の筈だ。
「あ、それとウリバタケには量産型Wを2人つけてくれ。あいつの事だから、ニヴルヘイムを見て暴走しかねない」
取りあえず忘れないうちにそう告げ、スパイなんかよりもウリバタケに対する監視の方が厳しくなるのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ