第114話
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吐いた後怒りの表情になった。
「そのヨアヒムってヤツ、絶対に許せないわね……!」
「うふふ、相変わらずエステルは甘いわね。犯罪者が酷い事をされても怒るなんて。」
「………それがその娘の弱点であると同時に長所でもあるのです。」
「ええ………エステルさんのその性格のお蔭で救われた人達も多いのですから………」
そして怒りの表情で呟いたエステルの言葉を聞いたレンは口元に笑みを浮かべ、フェミリンスとエクリアは静かな笑みを浮かべて言った。
「ああ………―――とりあえず、この一帯を調べてみよう。教団に関する情報が手に入るかもしれない。」
一方エステルの言葉に頷いたロイドは仲間達を見つめて提案し
「ええ………!」
「わかった……!」
ロイドの提案にエリィとヨシュアは頷いた。
その後探索を再開したロイド達はある部屋に入ると端末を見つけ、端末に近づいた………
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