第114話
[1/5]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
下に向かって階段を降り、時折襲い掛かって来る魔獣や魔物達を撃退していたロイド達は近代的な設備がある区画に入った。
〜太陽の砦〜
「このあたりは近代的な設備が入っているわね………」
周囲を見回したエリィは呟き
「そのヨアヒムって人が改築させたのかしら?」
エステルはロイド達に尋ねた。
「………多分そうだろう。”グノーシス”を完成させるための研究設備かもしれない。」
「なるほど………病院にその設備が無かった以上、可能性は高いかもしれないね―――」
エステルの疑問に答えたロイドの推測にヨシュアは頷いたが
「………っ……!」
「誰か来ます………!」
何かの気配を感じて双剣を構え、ティオは警告した。するとマフィアが5人、奥から現れてロイド達の前に立ちふさがった。
「あんたたち………」
「チッ、ここにもいやがったか。」
マフィア達を見たロイドとランディは仲間達と共に武器を構えて厳しい表情をし
「あなたたち!大人しく投降しなさい!いくら薬で強くなったってこの人数相手に―――」
エステルはマフィア達に警告しようとしたが
「ま、待って下さい……!様子が………何か変です………!」
「!この気配は………!」
「……………どうやら完全に”魔”に墜ちてしまったようですわね………」
ティオが制止し、エクリアは驚き、フェミリンスは静かな表情で呟き
「えっ………」
3人の言葉にエステルが呆けたその時
「「………ァアアアア………」」
「「…………ギギギギギ………」」
「………グギギギギ………」
マフィア達は頭を抱えて唸り、さらに全身から瘴気をさらけ出した。
「な、なんなの………?」
「こ、これは……」
「…………………」
その様子を見たエリィは戸惑い、ヨシュアは驚き、レンは真剣な表情でマフィア達を見つめていた。すると
「「「オオオオオオオオオオッ!」」」
「「ガアアアアアアアッ!」」
なんとマフィア達は異形の怪物に変化した!
「なああっ………!?」
「あ、悪魔みたいな姿になっちゃった………!」
「肉体変異………!?」
それを見たエステルとミント、ティオは驚き
「迷ってる暇はない………!」
「とにかくブチ倒すぞ!」
ロイドとランディは警告した。すると異形の怪物と化したマフィア達は一斉に襲い掛かり、ロイド達は散開して回避した!
「チッ………ばらけちまったか!」
ランディは散開した際、それぞれの相手と対峙しているエステルとヨシュア、レンとミント、エクリア、フェミリンスを見つめて舌打ちし
「各自、
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ