第113話
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ていうか……私達の常識が破壊されそうね……」
(というか”色々な意味”で常識外れすぎる存在のエステルさんに出会った時点で破壊されている事は確実かと………わたしなんか”影の国”で出会った人々によって自分の……というか世界の常識は完全に破壊されましたよ……)
説明を聞いたロイドは口をパクパクし、ランディは疲れた表情で溜息を吐き、エリィは表情を引き攣らせ、ティオは静かな表情になった後、どこか遠くを見つめるような目をした。
「あはは。そんなに驚く事じゃないと思うんだけどな。あたしはあくまで他の人達の力を借りているだけだし。…………それよりさっきの攻撃のお蔭で道が開けたわ。」
「………どうやらこの先が真の意味での敵の拠点の中だと思いますわ。」
ロイド達の様子を見たエステルは苦笑した後表情を真剣にして、ミントのドラゴンブレスによって破壊され、通路が見える先に視線を向け、フェミリンスが説明を続け
「ああ………入ってみよう。」
2人の言葉に頷いたロイドは仲間達と共に通路に入り、先に進み続けた。少しの間進み続けると広い場所に出た。
「ここは………!?」
広い場所に出たロイドは遥か下まで続いている巨大な穴を見て驚いた。
「凄い………」
「地の底に続く縦穴………なんて大きさなのかしら。」
「これも数百年前に建造された物なのか……」
「もしかすれば”フェミリンス神殿”をも越える深さがありそうですね………」
「ここからの目測だと深さ500アージュって所か。やれやれ………こいつは骨が折れそうだぜ。」
一方同じように穴を見つめたエステルとエリィは驚き、ヨシュアとエクリアは真剣な表情で呟き、ランディは深さを推測した後溜息を吐き
「何だか”影の国”の”深淵”の”星層”と似た雰囲気だね………」
「クスクス。きっと今までとは比べものにならないくらいの強さの”魔物”達も徘徊しているでしょうね。」
「果てしなく長い道のりに加えて、多くの魔物達………加えて先程の悪魔達の事も考えると聖典に記されたような悪魔もどこかで待ち受けている可能性もあるでしょうから、敵将への道のりは険しいでしょうね。」
ミントは真剣な表情で呟き、レンは不敵な笑みを浮かべ、フェミリンスは静かな表情で語った。
「……………………………」
そしてティオは黙り込んだ後身体を震わせた。
「ティオ、どうした?」
「大丈夫?真っ青な顔をしてるわ。」
ティオの様子に気付き、仲間達と共にティオに視線を向けたロイドとエリィは声をかけ
「………問題ないです。ただ、昔いた場所のことを少し思い出してしまって………」
声をかけられたティオは表情を若干青褪めさせながら説明した。
「……………
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