暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(零篇)
第113話
[2/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、こちらは簡略化された”教団”の紋章なんでしょう。ひょっとしたら、現在の紋章の原型になったものかもしれません。それがこの場にあるという事は……」

ランディの疑問にヨシュアは自分の推測を話し

「………”教団”のルーツは500年以上昔に(さかのぼ)る……しかも、このクロスベルが発祥の地かもしれないってことか。」

ロイドが話の続きを口にした。

「ああ、君達が発見した”僧院”の紋章もしかり………500年前の戦乱の時代、この地の有力者を取り込んで勢力を拡大したのかもしれない。」

「なんてこと……」

「いずれきちんとした歴史を紐解く必要がありそうだな……」

そしてヨシュアの推測を聞いたエリィは疲れた表情で溜息を吐き、ロイドは考え込んだ。

「!みなさん、気を付けてください!」

「”魔”に属する者達が来ますわよ!」

その時エクリアとフェミリンスが警告した。するとロイド達の目の前に魔法陣が現れた後、そこから今までに見た事のない巨大な悪魔が2体現れた!

「出たか………!」

「そ、そんな………この”悪魔”達は……!」

悪魔達を見たロイドは声を上げ、ミントは信じられない表情をし

「聖典に記された七十七の悪魔にして、煉獄を守る門番………”暴虐”のロストフルムと”深淵”のアスタルテ!」

「やはりこの一帯が異界化しているようですね………!」

「どうして”影の国”の悪魔………それも聖典に記されているような高位の悪魔が………!」

ヨシュアとエクリアは厳しい表情で声を上げ、ティオは信じられない表情で叫んだ。

「気を付けろ!今まで戦った悪魔とは”格”が違うぞ!」

そしてロストフルムとアスタルテの強さを感じ取ったランディは警告した。



「こんな所で足を止められる訳にはいかないわ!ミント、一気に決めるわよ!アスタルテは任せたわ!」

「うん!」

その時エステルはミントに呼びかけた後、一人でロストフルムに向かい、呼びかけられたミントも一人でアスタルテに向かった。

「なっ!?2人とも、1人で相手するのは危険だ、戻れ!」

それを見たロイドが驚いて警告したその時!

「ハァァァァァ………!グオオオオオオオオオオオ―――――――ッ!!」

ミントは走りながら自分の全身に魔力を溜めて白銀の竜に変身し

最終伝説時空破壊撃(ラストレジェンドスペースデストロイ)――――――――――――ッ!!」

口から膨大な魔力が込められたエネルギーのドラゴンブレスを放った!

「―――――――――――!!??」

ミントが放ったドラゴンブレスをその身に受けたアスタルテは断末魔を上げながら消滅すると共に後ろの壁を粉々に破壊した!

「――――フェミリン
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ