外伝〜クロスベル防衛戦〜後篇
[4/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
件が終わって時間ができたらクロスベル市の案内を頼んでもいいか?知り合いの様子からして、これからしばらくクロスベル市に滞在する事になりそうだしな。」
尋ねられたヴァイスは声をあげて笑った後、静かな笑みを浮かべてフランに言い
「フフ、それぐらいでしたらいいですよー?助けて貰った恩もあるのですから。」
ヴァイスの言葉にフランは微笑みながら答えた。
「フッ、そうか………なら、一刻も早く今回の騒動を終わらせないとな。」
フランの答えを聞いたヴァイスは口元に笑みを浮かべて言った後戦場となっている行政区に振り向いて自分も戦闘に参加する為に走り出そうとしたが
「あ、待って下さい。お名前を聞いてもいいですかー?」
「………ヴァイスハイト。ヴァイスハイト・ツェリンダーだ。君の名前は?」
呼び止めるフランの言葉に行動を中断した後フランに振り向いて口元に笑みを浮かべて答えた後フランに尋ね
「ヴァイスハイトさんですかー。私の名前はフラン・シーカーです。クロスベルを守る為に一緒に頑張りましょうね。」
尋ねられたフランは微笑みながら答えてヴァイスに言い
「ああ。………それと市内の案内の件、忘れないでくれよ。」
「フフ、言われなくても勿論、覚えておきますよー。第一こんな強烈な出会い、絶対に忘れられませんし。」
「フッ、それは俺も同感だ。」
フランの言葉にヴァイスは頷いた後戦場に向かって戦闘を開始した。
「………ヴァイスハイトさん、お姉ちゃんみたいに素敵な人だなぁ………えへへ………私、初めて男の人に恋しちゃったよ、お姉ちゃん………」
ヴァイスが戦闘を開始すると、フランは悪魔と戦っているヴァイスを見つめながら頬を赤らめて嬉しそうな表情で呟いた後、気を取り直し、警察本部の中に入って行った。
〜東通り〜
東通りには遊撃士協会がある事と、一番激しい戦闘区画である東クロスベル街道が近い事によって激戦区となり、アリオスやエステル達以外の遊撃士達は街中に入り込んだ悪魔や軍用犬の始末に苦戦していた。
「菩薩拳!!チッ!倒しても倒してもキリがないねぇ!」
軍用犬の一体をクラフトで葬ったリンは舌打ちをし
「軍用犬はまだいいが、厄介なのは悪魔だ!奴等は固くて攻撃が通りにくい上、再生能力もあるからな!」
スコットはライフルで自分達に近づいて来る悪魔達に攻撃して悪魔達の足を止め
「ハアッ!!他の区画が心配だな………」
ヴェンツェルは斧で襲い掛かって来た軍用犬を真っ二つにした後厳しい表情をし
「ラストディザスター!!せめて東クロスベル街道で戦っているメンフィル兵達を少しでもこちらに回して欲しい所ですけど……向こうは向こうでこちらより激しい戦闘だから難しいでしょう
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ