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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(零篇)
外伝〜クロスベル防衛戦〜前篇
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とずっと一緒だからちょっとの間離れているぐらい平気、平気!第一2人はそう簡単にやられるような人達じゃないしね!」

「………そうですね。あの2人のせいで何度も敗北を味わされた私もそれは一番よくわかっています。」

笑顔で言ったエルファティシアの言葉を聞いたエルミナは苦々しい表情で答えたが

「フフ……貴女が離れて戦っているギュランドロス達を信じているように、私もヴァイスハイト達の事を信じている……それと同じ事よ。………これからはヴァイスハイトの愛人同士、よろしくね?」

「なっ!?何故、私がヴァイスハイトの愛人なのですか!」

自分の言葉に微笑みながら答えた後からかいの表情で言ったエルファティシアの言葉を聞いて顔を真っ赤にしてエルファティシアを睨み

「ああ、貴女の場合は正妻かもしれないわね?将来ギュランドロスとヴァイスハイトがクロスベルを支配して同時に王になったら、貴女はギュランドロスとヴァイスハイトが強い縁で結ばれる為にギュランドロスが信頼する部下である貴女かパティルナがヴァイスハイトの正妻として嫁がされる可能性が高いでしょうしね。」

「〜〜〜〜〜!!!エルファティシア!」

からかいの表情で話を続けるエルファティシアを顔を真っ赤にしながら睨んで怒鳴り

「うふっ♪おしゃべりはここまでにして私達もさっさとお仕事しましょう♪」

「くっ……………!(エルファティシアにいつもいじられていたメイメイの気持ちが少しわかった気がします………!)」

自分の怒りを流しているエルファティシアをエルミナは唇を噛みしめながら睨んだ後、気を取り直して真剣な表情になり

「全軍、突撃!」

号令をかけ、エルミナの号令によってメンフィル兵達は戦闘を開始し、エルミナは細かな指示を出しつつ自分に襲い掛かって来る悪魔や魔獣を双剣で斬り伏せ、時にはアーツを放って味方や自分の傷を回復したり、敵を攻撃したりと臨機応変な戦をし、エルファティシアは後方から魔術やアーツでメンフィル兵達の援護をしていた。

「でええええいっ!!」

一方最前線で戦うパティルナはクラフト―――烈震斬で敵達に強襲してわざと敵に包囲され

「どいたどいた―――!」

続けてクラフト――――飛来刃・円輪で自分を包囲している敵達の身体をを真っ二つにして絶命させ

「エニグマ駆動!クロノドライブ!!あはは!乗って来たね!」

オーブメントを駆動させて自らの身体能力を上昇させた後武器に括り付けた特製の紐で自由自在に武器を操って敵達を蹂躙するクラフト―――飛翔撃で多くの敵達を滅し

「それっ!」

高く跳躍して再び敵陣の中に飛び込み

「出し惜しみはしない!超飛来刃………爆炎斬!!」

闘気によって発生した炎を刃に纏わせながら回転攻撃を
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