第112話
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まれば勝利は揺るぎませんわ!」
「……確かにそうですね。」
ニルの答えにルファディエルは微笑んだ。
「うわ〜!ニルユイチリ族だ!!初めて見た!」
「クレール、失礼よ!ニルユイチリ族は私達ユイチリ族にとって王様と言ってもおかしくない方なんだから!」
テトリを見たクレールははしゃぎ、クレアンヌはクレールを睨んで注意し
「あはは………あ、あの。そんなに畏まってもらわなくてもいいですよ?私は元々普通のユイチリで今までの経験でここまで来ただけの話ですから。」
2人の様子を見たテトリは苦笑しながら答え
「すっごーいっ!僕達もいつか”ニルユイチリ”になれるよう、頑張らないとね、クレアンヌ!」
「もう、クレールったら、何無茶な事を言っているのよ………」
テトリの言葉を聞いて驚いた後笑顔で言ったクレールの言葉にクレアンヌは呆れて溜息を吐いた。
「クー―――――――――ッ!」
「グオオオオオオオオ―――――――ッ!」
一方水竜種の最上位種である”白水竜”のクーとエヴリーヌと同じ”深凌の楔魔”の一柱である獣の魔神カファルーは戦場全体に響き渡るような雄たけびを上げ
「り、”竜”!?それになんだあの巨大な獣は……!」
「竜族の中でも海や湖で生息している竜の一種―――”水竜”の最上位種である”白水竜”のクーさんと”魔神”のカファルーさんでエステルさんと共にいる異種族の中でも最も秀でた力を持ち、数多くの異種族と契約しているエステルさんにとって、切り札とも言える存在です。」
クー達を見たロイドは驚き、驚いているロイドにティオは説明し
「ハハ……竜に加えてこんな化物まで従えているなんて……出鱈目すぎだろ、エステルちゃん……」
ティオの説明を聞いたランディは苦笑していた。
「うふふ………どうやらとても楽しい”お茶会”になっているようね。」
「レン……!」
「どうして君がここに………」
その時パテル=マテルの片手に乗ったレンがロイド達の近くに降り立ち、レンを見たエステルは声をあげ、ヨシュアは驚きの表情で呟いた。そしてレンはパテル=マテルから飛び降りてロイド達を見つめ
「―――行くわよ、ロイドお兄さん、エステル。ここからはレンも一緒に行くわ。」
口元に笑みを浮かべて驚くべき事を言った。
「へっ!?」
「レ、レンちゃん、もしかして一緒に戦ってくれるの!?」
レンの言葉を聞いたロイドは驚き、ミントは驚きの表情で尋ね
「………本当なら手助けするつもりはなかったんだけどね。パパ達も戦っているんだから、”メンフィル皇女”として生きて行く事を決めたレンが、今の状況を黙って見ている訳にはいかないし………レンは知る権利がある。”教団”が何
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