第112話
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た。」
「ミント達も、さっきやっとそこの入口を開いたばかりなんだ。」
「あ………」
ミントの言葉を聞いたティオは声をあげた後、開いている扉を仲間達と共に見つめた。
「閉じていた扉が………」
「………仕掛けがあった為、開くのに多少時間がかかりました。ですがこれで、敵の拠点に潜入できます。」
ティオの疑問にフェミリンスは説明して答えた。
「………本当に助かったよ。俺達はこのまま、首謀者を逮捕しに行くけれど……君達の方はどうする?」
ミント達の話を聞いたロイドは口元に笑みを浮かべた後、真剣な表情でエステル達に尋ね
「モチ、手伝わせてもらうわ!そのためにここで待ってたんだし。」
「失踪者も救出する必要があるし、助太刀させてもらうよ。」
「ミントもクロスベル市で戦っているツーヤちゃん達に負けないよう、頑張るね!」
「………力無き民を助けるのが王として……神としての務め。私もエステル達と共に力を貸しましょう。」
「………ありがとう。君達がいたら百人力だ。」
エステル達の答えを聞いて口元に笑みを浮かべて頷いた。するとその時
「グルルルル………!」
ツァイトが遺跡の逆方向を睨んで唸りだした。
「ツァイト………?」
「まさか……!」
ツァイトの行動を見たロイドは不思議そうな表情をし、ある事に気付いたエリィは厳しい表情でツァイトが睨む方向を見つめた。すると次々とマフィア達を乗せた運搬車が現れて、ロイド達に軍用犬達と共に向かい、さらに空からは悪魔や翼竜、魔獣の軍団がロイド達に向かっていた。
「どうやら早速お出ましのようだな………―――セティ!シャマーラ!エリナ!ツァイト!お前達はここからロイド達と別行動で俺と共に目の前の奴等の迎撃だ!行けるな!?」
それを見たセルゲイは静かな表情で呟いた後ショットガンを手に持ち、セティ達に呼びかけ
「「「はいっ!」」」
「ガウッ!」
呼びかけられたセティ達は頷き
「力を貸して下さい―――水那姉さん!」
「アト姉さん―――お願い!」
「今こそお二人の力を貸して下さい―――クレール兄様、クレアンヌ姉様!」
それぞれ水那達を召喚し
「はう〜、敵が一杯です……でも、私はセティ達のお姉さんなんですから絶対にセティ達を守ります!」
「アトも頑張るぞ〜!絶対にシャマーラ達は守る!」
「へへーん!どれだけ来ようと僕達がいれば大丈夫さ!」
「もう、クレールったら調子に乗り過ぎよ!……でも、そうね。私達がいる限り、エリナ達を殺させないんだから!」
召喚された水那達はそれぞれ武器を構え
「セティ達が残るなら当然、わらわも残ろうぞ。ウィルフレドよりその娘達の事
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