第111話
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思っている。」
「なっ!?」
「あはは!よかったね、エル姉〜?」
静かな笑みを浮かべて言ったヴァイスの言葉を聞いた顔を真っ赤にし、パティルナは笑った後からかいの表情でエルミナを見つめた。
「それなら私もクロスベルに残って、兵の指揮をするわ。」
その時エルファティシアも申し出
「へ!?」
「エルファティシアさん、兵を指揮した事があるんですか!?」
エルファティシアの言葉を聞いたロイドは驚き、エリィは尋ねた。
「あら。私が”エレン・ダ・メイル”の元”王”であった事を忘れたのかしら?兵達の指揮は当然した事あるし、ヴァイス達と一緒に戦った戦争でも兵達を指揮した事あるわ。」
エリィに尋ねられたエルファティシアは意外そうな表情をした後答えた。
「――――いいだろう。ヴァイス、ギュランドロス。お前達に250名の兵達を一時的に貸してやる。それぞれの部隊に分かれてクロスベル市内の区画の遊撃、並びにウルスラ間道方面の守りは任せたぞ。」
「ああ、任せておけ!」
「おうよ!エルミナ、早速お前の能力をリウイ達に見せつけてやる時が来たようだな!ガッハハハハハッ!期待しているぜ!」
「ハッ!必ずやギュランドロス様の期待以上の働きをしてみます!……ルイーネ様。ギュランドロス様が暴走して怪我を負わないようにお願いします。」
「フフ、任せて♪パティちゃんはエルちゃんの事をお願いね♪」
「うん、任せて!」
そしてリウイの言葉にヴァイス達はそれぞれ頷き
「チキ。お前は100名の兵達と共に西クロスベル街道方面で迎撃だ。カーリアン、お前はチキ達を手伝ってやれ。」
「はい………!」
「はいはい。チキにはいつも泊めてもらっているから、それぐらいはしてあげるわよ。」
「プリネとツーヤはマインツ山道方面で100名の兵達を指揮して迎撃しろ。」
「「はい!!」」
「レーヴェは50名の兵達と共に市内に侵入した悪魔の迎撃並びに操られた警備隊員達の拘束だ。………”結社”の者であったお前なら、守りより遊撃の方が得意だろう。」
「ハッ!かしこまりました………!」
リウイは次々と指示をした。
「”結社”だと………!?なっ………よく見たらお前は”結社”の”執行者”―――”剣帝”レオン=ハルトではないか……!」
「………メンフィルに身柄を預けられたとは聞いたが、まさかメンフィルの将の一人になっていたとは………」
一方リウイのある言葉を聞いたダドリーとアリオスは驚きの表情でレーヴェを見つめ
「ほう……まさか”風の剣聖”だけではなく、軍でもないクロスベル警察が”結社”の存在に気付いていたとはな。なるほど、あのガイ・バニングスや”風の剣聖”がいた部署だけ
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