第111話
[4/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
りエステル達も敵の拠点にいるようじゃし、エステルやお前達を手伝う為にわらわ達も力を貸してやろう!」
ティオの疑問にレシェンテが答えた。
「………狐伯蓮。」
「わかっておる。セティ達の守りはわらわに任せておけい。」
そして真剣な表情のウィルに名前を呼ばれた狐伯蓮は頷き
「お願いしますね、狐伯蓮。」
セラウィは狐伯蓮に微笑んだ。
「…………エクリア姉様。エリィ達に同行してもらっても構いませんか?姉様の力があれば、どんな強敵が現れようと大丈夫だと思いますし……」
ウィル達が会話を終えるとイリーナが静かな表情でエクリアを見つめて尋ね
「……………貴女の頼みなら聞いてあげたい所だけど………構いませんか、リウイ様?」
尋ねられたエクリアは考え込んだ後、リウイに尋ね
「構わん。……それより2人とも。エリィの前で”姉妹”としての態度を見せてもよかったのか?」
尋ねられたリウイは頷いた後エリィに視線を向けた後、2人に言った。
「あ…………」
リウイの言葉を聞いたイリーナはエリィに視線を向け
「…………もう、お姉様が初代”イリーナ”皇妃の生まれ変わり――――カルッシャ王国第三王女にして、エクリアさんの妹である事はお姉様が私に隠していた事情を全て知っているティオちゃんから聞いて知っています。」
視線を向けられたエリィは複雑そうな表情で答えた。
「そう…………」
「お姉様。一つだけ尋ねてもよろしいでしょうか?」
「………何かしら?」
「………今のお姉様は私の姉なのでしょうか?それとも初代”イリーナ”皇妃なのでしょうか………?」
「………両方とも”私”よ。だから私は貴女の姉でもあり、初代イリーナ皇妃でもある………それが答えよ。」
「………そうですか………」
イリーナの答えを聞いたエリィは安堵の溜息を吐き
「あの、エクリアさん。」
エクリアに視線を向けた。
「?何でしょうか。」
「その………これからはエクリアさんの事、”エクリアお姉様”と呼んでも構わないでしょうか………?」
「え………」
エリィの言葉を聞いたエクリアは意外そうな表情をした。
「メンフィルに留学していた時からさまざまな事でエクリアさんにお世話になり………その時からまるで姉がもう一人増えたみたいに思っていたのです………イリーナお姉様がエクリアさんの妹なら、私も妹……という事になりますし………どうでしょうか………?」
「まあ………!私は賛成よ、エリィ。姉様もよろしいでしょう?」
エリィの話を聞いたイリーナは嬉しそうな表情をした後、エクリアを見つめ
「ええ………こんな私でよかったらよろしくね………―――エリィ。」
見
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ