第110話
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〜夜・IBC〜
「ハア、ハア…………ようやく終わったか………」
「つーか今更だが、よくあの数を相手に勝てたよな………」
「もし、リウイお義兄様やウィル様達の協力がなかったら敗北していたでしょうね………」
「さすがに今回の戦いは疲れました………」
「ええ………本当に厳しい戦いでした………」
「疲れたよ〜!」
「全員無事で何よりです………」
戦闘を終えたロイド達は地面に膝をついて息を切らせたり、疲れた表情で溜息を吐いた。するとその時
「これは一体………」
「何だ、この有り様は………!?」
「倒れている連中は全員警備隊員のようだが………まさかロイド達がやったのか?」
港湾区の方面からアリオスとダドリー、セルゲイが驚きの表情で周囲を見回した後、所々に倒れている多くの警備隊員達を越えてロイド達に近づいた。
「あ………!」
「アリオスさん、課長、ダドリーさん!」
自分達に近づいてきたアリオスたちを見たティオは明るい表情をし、ロイドは言った。
「……無事だったか。しかしこの状況は一体………」
ロイド達を見たアリオスは口元に笑みを浮かべた後、周囲の惨状やヨアヒムに武器の切っ先を突き付けているセリカ達やその背後にいるそれぞれの仲間達を見て戸惑い
「なっ………!?」
「なるほど……そういう事か。まさか”英雄王”達と共に戦うとはな……クク、滅多に体験できない事をその身で体験したようだな。」
リウイ達を見たダドリーは驚き、セルゲイは口元に笑みを浮かべて呟いた。
「お二人とも……よくご無事で………!」
「幸い、良いタイミングでアリオスと合流できてな……」
「思わぬ加勢もあったからこうして辿り着けたわけだ。」
エリィの言葉にセルゲイとダドリーは答え
「思わぬ加勢………?……あ………」
「あれは……!」
2人の答えを聞いたロイドは不思議そうな表情をしたが港湾区で起こっている出来事を見てティオと共に声をあげた。
〜港湾区〜
港湾区に新たな装甲車が現れ、そこから数人の警備隊員達が現れたが、警備隊員達の道を塞ぐかのようにワジとヴァルドがいた。
「……やれやれ。完全に操られてるみたいだね。」
警備隊員達の目を見たワジは静かな笑みを浮かべ
「オラアアアッ!喰らいやがれ!」
「せいっ!!」
ヴァルドは叫んだ後ワジと共に攻撃をした。すると2人が攻撃した警備隊員達は地面に膝をついた。
「ハッ……大したことねえじゃねえか!このヴァルド様の力にかかりゃあ、警備隊なんざ―――」
それを見たヴァルドは嘲笑したその時
「「……………………」」
地面に膝をついた
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