暁 〜小説投稿サイト〜
或る皇国将校の回想録
第四部五将家の戦争
第六十二話天下の乱れんことを悟らずして
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
線を交わらせ、それでもなお笑みを浮かべ、穏やかな声で最後のひと押しを放った。
「それでも可能な限り努力してくれ、頼む。見込みの少ない作戦を敢行する羽目になるのは御免だ――この国で戦争するならこんなものだ。“好き好んでこの国の軍隊で将校になった”責務だと思ってくれ」



ぬるま湯のような気怠い空気のなかで静かに光帯の光を受けながら、六芒郭は“その時”に備え、徐々に徐々にその牙を研ぎ澄ましている。

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ