第1章
伝説の幕開け
幻想入り
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「ふあぁ......よく寝たー」
そう言って拓一はいつものように目を覚ました。
「......ん?なんか空気がおいしいな....」
しかしいつもと決定的に違うところがあった。
そう、変に空気がおいしいのだ。
そう思い拓一は目を開ける。
「な....なんじゃこりゃぁー!?」
拓一は自分の目を疑った。目を開けたらそこは....
−−森の中だったのだからーー
「と、とりあえず現状を整理しよう.....目を開けたら携帯、その充電器、財布、あとこの布団しかなかった......」
携帯ならどうにかなるかもと思い見てみるが.....
もちろん圏外だった。(´;ω;`)
「あー、どうすっかなぁ....」
しばらくすると足音が聞こえてきた。とりあえず声をかけてみよう。
そう思ってその人に声をかける。
「すみませーん」「あら、どうしたの?」
その少女は素直に俺の声掛けに応じてくれた。
「ここって何処ですか?」
今まで思っていたことを聞いてみる。すると彼女は呆れた顔をしてこう答える。
「....はぁ。外来人来ちゃったよ。とりあえず、私の神社に来なさい。行きながら教えるわ」
「あっはい、ありがとうございます」
そう言って俺はその少女と共に神社に向かった。
ーー 道中にてーー
「そういえばあんた、名前は?」
いきなり少女が話しかけてくる。
「あっ、俺高井拓一って言います」
「そう、よろしくね拓一。私は博麗霊夢、霊夢で良いわよ。あとタメ口で良いから」
「おう。よろしく」敬語じゃなくて良いと言われ、少し力が抜ける。
「あっ、そういえばここがどこかまだ言ってなかったわね……」
そういえば、聞くの忘れてたな。そう思いつつ、話を聞く。
「とりあえず簡単に言うと、ここは異世界ね」
……え?
「異世界……?」 思わず声を出した。
「ええ。ここは幻想郷と言って、現代で忘れられたものが来る世界なの」
「……ってことは俺は忘れられたのか?」少し怖くなる俺。
「でも稀に、あんたみたいに妖怪の賢者によってここに来る人もいるわ。これを【幻想入り】というの」
なるほどな……って妖怪……? 「ここには妖怪がいるのか!?」正直怖いbrbr
「ええ。でもみんな社交的よ。襲うやつほとんどいないし」 よかったー。少し安心だ。
「はい、入って」いきなり霊夢に言われる。前を見ると、大きな神社が建っていた。
「……ここ、霊夢の神社?」「ええ、そうだけど?」
なら賽銭を……と思ったが霊夢に渡せば良いのか
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