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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第四十話 接待役は御免こうむります。
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本部長閣下が話す内容を聞き終わったヤンは、と息を吐いた。思い付きはいいが、振り回される者、特にロボス閣下などにはたまったものではないだろう。
「お、そのため息は『わかりましたよ。』という解釈でいいんだな?」
「お好きなように」
ヤンはそう言うしかなかった。
この時期、帝国軍の陣容はフェザーンを経由して同盟軍にもたらされている。「あれ!?帝国そそのかして同盟に攻め込ませたの、フェザーンじゃね!?」などと裏の事情を知っているフェザーン人などは驚愕していたが、フェザーンにしてみれば、帝国に圧勝されても困るのである。そこで、ほどほどの情報を向こうに提供することで、フェザーンはまたしても蝙蝠に成り下がろうとしているのだった。
そして、同盟に置いて、帝国への迎撃作戦が正式に発動され、陣容も決まった。
まず、帝国宇宙艦隊司令長官ラザール・ロボス大将、彼の直属艦隊10000隻。
第5艦隊司令官ビュコック中将13000隻
第12艦隊司令官ボロディン中将13000隻
第9艦隊司令官バール・ビュンシェ中将13000隻
第10艦隊司令官バグダ・アジール中将13000隻
総数62000隻である。これとは別に、シドニー・シトレの第八艦隊は万が一に備え、予備隊としてハイネセンを出立することになっていた。表向きはそうなっているし、目的もそうなのだが、これはブラッドレー大将の思惑から出てきたものである。
他方、帝国軍の遠征艦隊総数は正確なところは分らないが、6万隻以上だと言われている。
これについて、アレーナは自由惑星同盟に構築している情報網を使用して、フィオーナとティアナに連絡した。フェザーンの情報網よりもよほど正確である。
「62,000隻ね。敵が6万で来ればその同数をもって戦う、か。どうして数倍の兵力で迎撃撃滅しようと思わないのかしらね」
『ティアナ、あんた簡単に言うけれど、艦隊動かすのはあんたがホストクラブに貢いでいる金額のウン乗した金額だっての知ってて言ってる?』
「誰がホストクラブ通いですって!?なんて失礼な!!!そんなことはしていません!!!」
『あんたが私のことをアラサー呼ばわりするお返しだもんね』
「二人とも」
フィオーナがたしなめた。ティアナはちょっと肩をすくめて、
「わかったわよ、それで、アレーナさん、私たちの方の艦隊指揮官は誰かってもう決まっているんですか?」
ティアナの質問に、
『知らなかったの?司令長官はビリデルリング元帥、副司令長官はミュッケンベルガー大将、艦隊司令官はグリンメルスハウゼン子爵閣下、シュタインホフ大将、エーレンベルク大将、総参謀長にクラーゼン大将などなどよ』
「シュタインホフ大将、エーレンベルク大将、って統
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