暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女まどか☆マギカ ラタトスクの騎士
5話 おとぎ話の騎士様
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
時間は少し遡る。

まどかside

「テネブラエ!」

エミル君が突然、何もないところで叫んだ。

「僕はもう逃げない!ラタトスク…もう一人の僕と向き合う!」

ラタトスク?もう一人の僕?
エミル君、何を言って…

「だから、僕にラタトスクを力を!」

「承知しました」

エミル君の隣に黒い生き物が出てきた。

「汝、エミルに命ず。内なる力を解放せよ」

黒い生き物が喋りだしてエミル君の身体が黒く輝いてる。

「目覚めよ!『魔を統べる王』!」

眩しくて目が開けられない!
おもわず目をつぶる。

目を開けるとエミル君の服が変わっていた。

袖のない膝まである上着。
肩の肌が見えていて長いマフラーを巻いていた。
くるぶしまであるが踵のない靴。
後ろ腰にあるのは剣と鞘が固定されている丸いヒップバック。

まるでおとぎ話に出てくる騎士様みたい。


マミside

魔女をバットフルスイングのように振りまわし遠くまで吹き飛ばす。
鹿目さんが魔法少女になってくれる。
私は一人じゃない。
鹿目さんと一緒に戦える。
こんなに身体が軽いのは初めて。

「これでとどめ!」

マスケット銃を召喚して魔法で巨大化させる。
私は一人ぼっちじゃない。

もう何も怖くない!

「ティロ・フィナーレ!」

マスケット銃を撃ち、魔女に命中する。
これで終わりね。












そう思っていたら魔女の口からピエロのような芋虫が出て来て私の目の前に来た。

「えっ…」

魔女が口を大きくあけた。
もしかして死ぬの?
やっと孤独から解放されると思ったのに










いやだ…









ようやく孤独から解放されるのにこんな終わり方はしたくない







助けて…









お願い…







だれか助けて!














「やらせるかぁぁぁぁぁ!!!」

後ろからエミル君の声が聞こえる。
目の前から黒いものが出てきた。

「『砕覇双撃衝』!」

剣を突いて斬りつけると衝撃波が出て魔女が吹き飛んだ。

「先輩大丈夫!?」

制服を着ていたエミル君が別の服に着替えていて剣を持っていた。

「えぇ…」

「先輩ここは僕が」

「で、でも」

「大丈夫です。戦いには慣れてます」

慣れてる?
まさかエミル君は魔法少女?
けどエミル君は男の子って言ってたけどもしかして嘘ついて

「グルルル…」

魔女は体勢を整えた。

[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ