4話 戦う覚悟
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これはなに?」
「グリーフシード!なんでこんなところに!」
「グリーフシード?」
「魔女を倒したら落とすやつなんだ。それと魔女の卵だから孵化するんだ」
いつのまにか二人の近くにキュゥべぇがいた。
「産まれる!?」
産まれるということは魔女が出てくるんじゃないのかとエミルは思った。
「ど、どうしよう!」
「まどかに連絡するわ!」
さやかはスマホを取り出してまどかに電話する。
「もしもしまどか、大変なのグリーフシードが!えぇ…うん、お願い!」
さやかは通話を切る。
「まどかがマミさんを呼んで来るって」
「僕達はどうすれば…」
「このまま放ってはおけない。卵が孵化しないか見張るわよ!」
「えぇ!」
「男でしょ!女の子をほったらかしにして逃げるの!?」
「わ、わかったよ!僕も見張るから!」
エミルはさやかと一緒に見張ろうとしたら魔女の結界にのまれる。
「これって…」
「魔女の結界ね」
周りにはお菓子があり、床や壁もお菓子で出来ていた。
「(エミル様)」
「(テネブラエ!?)」
頭の中からテネブラエの声が聞こえる。
「(テネブラエどこにいるの?)」
「(あなたの隣にいます。見られたら不味いので姿を消しています。) 」
エミルは周りを見ると透明だが輪郭だけ見え、テネブラエがいることを確認する。
「(姿が見えないのに声を出したらおかしいのでエミル様にテレパシーを通して話しかけています)」
「(そうなんだ。良かった無事で…)」
「(あのキュゥべぇという魔物。私達センチュリオンと同じように人の言語を理解しているようですね)」
「(テネブラエも見えるの?)」
「(はい。もしかしたらマナ…この世界でいう魔力が反応して見えるのでしょう)
」
「(だから僕も見えたんだ)」
「(それよりどうします。このままだとグリーフシードという卵が魔女になるそうですよ?)」
「(わかっているけど…僕達二人じゃなにも…)」
「(エミル様だけなら大丈夫です)」
「(契約しろって?)」
「(はい。エミル様が契約してグリーフシードを破壊すれば…)」
「(けど僕は…)」
「(逃げてはいけません。今のあなたはラタトスクとして目覚めたのです)」
「(だけど…)」
「さやかちゃん!」
後ろからまどかと魔法少女に変身したマミが来た。
「大丈夫二人とも!」
「は、はい」
「マミさんグリーフシードがあって…」
「わかってるわ。私に任せて」
グリーフシードが孵化して魔女が現れる。
キャンディのような顔をしだぼだぼの服を着てマントを羽織っ
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